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2014/4/2

経済産業情報

独機械業界受注、2月は実質4%減に

この記事の要約

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2014年2月の新規受注高は前年同月比で実質4%減となり、2カ月ぶりに悪化した。国内受注が6%縮小。国外も同3%落ち込んだ。新規受注は昨年11月以降、増加と減少が交互に […]

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の2014年2月の新規受注高は前年同月比で実質4%減となり、2カ月ぶりに悪化した。国内受注が6%縮小。国外も同3%落ち込んだ。新規受注は昨年11月以降、増加と減少が交互に続いている。

VDMAによると、2月の国内受注が落ち込んだのは、比較対象である13年2月の受注規模が大きく、その反動が出たため。国外はユーロ圏が10%増となったものの、ユーロ圏外は2カ月連続で大幅に増えた反動で7%後退した。

特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、13年12月~14年2月は前年同期比で実質1%減だった。国内が5%落ち込み足を強く引っ張った格好。国外は横ばいを保った。

VDMAのエコノミストは、ユーロ危機は一服したものの、現在は新興諸国の経済不振とユーロ高、ウクライナ問題が新たなリスク要因になっているとの見方を示した。