経済産業情報

海運貨物取扱量、22年は3.2%減少

ドイツ連邦統計局がこのほど発表した国内港の2022年の海運貨物取扱量は2億7,910万トンとなり、前年を3.2%下回った。国外からの貨物が1.5%減、国外向けが7.0%減とともに後退した。取扱量はコロナ化直前の19年に比 […]

企業倒産が13年ぶりに増加

ドイツ連邦統計局は17日、会社更生手続きの適用申請件数が2022年は前年比4.3%増の1万4,590件に拡大したと発表した。増加は金融危機のさなかにあった09年以来で、13年ぶり。コロナ禍を受けて20年と21年に同手続き

独社がモーリタニアでグリーン水素プロジェクト、欧州に輸出

エネルギー分野のプロジェクト開発を手がける独コンユンクタは9日、同社が参加する国際コンソーシアムがモーリタニアにグリーン水素プラントを設置することで同国政府と基本合意したと発表した。モーリタニアはグリーン水素製造の有力国

ロシア産原油輸入量が1月は実質ゼロに、EUの制裁で

ドイツ連邦統計局は13日、ロシア産原油の輸入量が1月は3,500トンとなり、前年同月(280万トン)比で99.9%縮小したと発表した。欧州連合(EU)のロシア制裁が反映されている。輸入した3,500トンもすべて、他のEU

化学・製薬業界の生産高、今年は5%減少

独化学工業会(VCI)は9日、同国化学・製薬業界の生産高が今年は前年比で約5%減少するとの予測を発表した。エネルギー、原料価格がここ数カ月で大幅に低下するなど薄明かりが見えてきたものの、エネルギー価格は国際的に比較すると

電機業界の新規受注、1月は2ケタ増に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した同国電機業界の1月の新規受注高は前年同月を10.3%上回った。国内が18.3%増えて全体をけん引。ユーロ圏(ドイツを除く)は5.8%増、ユーロ圏外は3.5%増だった。ZVEIのチ

米SVBの独支店に当局が支払い停止など命令

ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)は13日、経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)の独支店に対し、資産売却と支払いの禁止を同日付で命じたと発表した。債権者の保護が狙いで、顧客との取引も禁止した。金融システムの安定性が

飲食業従事者、コロナ禍前比で12%減少

ドイツ連邦統計局は13日、国内の飲食業従事者数が2022年は前年を12.5%上回ったと発表した。新型コロナウイルスの感染防止規制が大幅に緩和され、営業が正常化したことが大きい。ただ、コロナ禍前の19年に比べると11.8%

仏ストの影響でライン川交通に支障

バーゼル(スイス)以北のライン川独仏国境区間で8日、船舶が一時、航行できなくなった。フランスの年金改革に反対するストライキの影響で、同国が管理する閘門が利用できなくなったためだ。 ストラスブールの南およそ60キロのマルコ

機械業界の新規受注、4カ月連続2ケタ減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の1月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月を18%下回り、4カ月連続で2ケタ減となった。景気の先行き不透明感を背景に企業が投資を見合わせているほか、比較対象の2022

ソーラー発電設備、中国製が輸入額の9割

ドイツ連邦統計局は1日、ソーラー発電設備の輸入額が昨年は約36億ユーロに上ったことを明らかにした。その約87%に当たる31億ユーロ強を中国製が占めており、2位のオランダ製(1億4,300万ユーロで4%)を大きく引き離して

22年の実質賃金3.1%減に

ドイツ連邦統計局が1日発表した2022年の実質賃金は前年比3.1%減となり、3年連続で落ち込んだ。2月上旬に発表した暫定値(4.1%減)から上方修正されたものの、統計を開始した08年以降で最大の下げ幅を記録した。名目賃金

BEVとPHVの保有台数が大幅増加

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2023年1月1日時点の国内乗用車保有台数(登録残数)は4,876万3,036台となり、前年同日を0.5%上回った。内燃機関車は減少したものの、電気自動車(BEV)とプラグインハイ

スマホ市場は今年も拡大、高い機種を長く使う傾向強まる

情報通信業界連盟(Bitkom)は2月21日、消費者アンケート調査を踏まえドイツのスマートフォン市場規模が今年は前年比1%増の386億ユーロとなり、前年に引き続き拡大するとの予測を発表した。分野別ではデータ・音声サービス

中国からの入国で陰性証明が不要に

ドイツ政府は2月22日、中国からの渡航者に抗原迅速テストでの陰性証明を義務付ける措置を同日付で撤廃したと発表した。新型コロナウイルス対策の司令塔であるロベルト・コッホ研究所(RKI)が中国に対する「懸念される変異株(VO

「独に産業立地競争力なし」=車業界

ドイツには産業立地面で国際競争力がないとの考えが自動車業界に広がっていることが、業界団体VDAの会員企業アンケート調査で分かった。ヒルデガルト・ミュラー会長は政府の産業政策に対する低評価を示すものだと明言。役所絡みの煩雑

粗鋼生産11カ月連続減少、1月は-10%に

鉄鋼業界団体シュタールが21日に発表した1月の独粗鋼生産高は292万5,000トンとなり、前年同月を10.2%下回った。減少は11カ月連続。高炉鋼が7.9%減の213万3,000トン、電炉鋼が16.1%減の79万2,00

22年の暖房販売5%増加、ヒートポンプがけん引

ドイツ国内の暖房販売台数が昨年は前年比5%増の98万台となり3年連続で拡大したことが、独暖房産業全国連盟(BDH)の発表で分かった。環境に優しいヒートポンプが特に大きく増えて全体をけん引した。 ヒートポンプの販売台数は2

大都市からの移転先、小都市・農村は稀

コロナ禍の発生後、在宅勤務の可能性が大幅に広がり、大都市から転出する人が増えた。転出先はこれまで小都市や農村部が多いと思われてきたが、実際にはそうでないことがIfo経済研究所と不動産ポータルのイモヴェルト(immowel

コロナ規制緩和後もカード決済増加

独銀行業界が共同運営するカード決済サービス会社オイロ・カルテンジステーメ(EURO Kartensysteme)は14日、銀行が発行するデビットカード「ジロカード(旧ECカルテ)」の利用件数が昨年は前年比13.4%増の6

コメ銀がDAXに復帰、リンデの撤退で

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は17日、採用基準が最も厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。最大手企業40社を対象とする株価指数DAXにコメルツ銀行を採用する。工業ガス大手リンデがフラ

今年の気温が低くても秋のガス備蓄率は100%に

欧州の気温が今年、低水準になったとしてもドイツの今秋の天然ガス備蓄率は100%に達し、法定水準を確保できる見通しだ。天然ガスと水素の貯蔵事業者が加盟するドイツの業界団体エネルギー貯蔵イニシアチブ(INES)が9日明らかに

電動車販売が今年は減少へ

独自動車工業会(VDA)は6日、これまで急速に増えてきた電動車の国内販売台数が今年は減少に転じる見通しを明らかにした。購入補助金が年初から縮小されたためで、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の合計は

22年の機械業界新規受注4%減に、戦争勃発で需要縮小

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の2022年の新規受注高は物価調整後の実質で前年を4%割り込んだ。年初時点では好調だったものの、ロシアのウクライナ進攻に伴う経済環境の悪化を受けて需要が縮小。第4四半期に

ヒートポンプ販売台数、24年には2倍強の50万台に

独ヒートポンプ業界団体BWPはこのほど、2022年の国内ヒートポンプ販売台数(設置件数ベース)が23万6,000台となり、前年を53%上回ったと発表した。天然ガス価格の高騰や政府の助成策を背景に需要は急速に増えており、2

1日時点のガス備蓄率、許容下限の2倍に

ドイツ連邦ネットワーク庁は2日、国内の天然ガス備蓄率が1日時点で78.6%だったことを明らかにした。法律で定められた同日の許容下限(40%)の約2倍という高い水準で、同庁は「この冬にガス不足状況に陥ることはほぼあり得ない

22年はビール出荷量が3%増加、コロナ規制緩和で

ドイツ国内の醸造所ないし倉庫から出荷されたビールの量が2022年は約88億リットルとなり、前年を2.7%上回ったことが、連邦統計局の発表で分かった。新型コロナウイルス感染防止策が大幅に緩和され、飲食店、大型イベント向けの

22年小売売上が実質0.6%減少、物価高騰で下期に失速

ドイツ連邦統計局が1月31日に発表した2022年の小売売上指数(自動車販売店を除く、暫定値)は前年比で実質0.6%減少した。名目売上は高インフレの作用で7.8%増と大きく伸びたものの、物価を加味した実質ベースでは前年水準

空港利用者が昨年は2倍以上に

ドイツ国内の主要23空港を昨年利用した乗客は約1億5,520万人となり前年を111.0%上回ったことが、連邦統計局の発表で分かった。コロナ規制の緩和・廃止が奏功。国内線は98.0%、国際線は111.9%増えた。 過去最高

電機輸入、11月も過去最高を更新

独電気電子工業会(ZVEI)がこのほど発表した同国の昨年11月の電機製品輸入高は前年同月比19.5%増の248億ユーロとなり、ひと月の額としての過去最高を前月に引き続き更新した。輸出高も11.7%増の224億ユーロと2ケ

ドイチュラントチケットの開始は5月に延期

ドイツ全国の近距離公共交通機関を低額料金で自由に利用できる「ドイチュラントチケット」の導入時期が延期される。様々な当局の承認を得るのに時間がかかるためで、公共交通機関の業界団体VDVは1月24日、従来目標より1カ月遅れの

男女の賃金差、昨年は18%に

ドイツ連邦統計局が1月30日発表した2022年の女性の平均時給は20.05ユーロで、男性(同24.36ユーロ)を18%下回った。統計を開始した06年時点では男女の賃金差(ジェンダー・ペイ・ギャップ=GPG)が23%に上っ

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