経済産業情報

持続可能な車材料利用へ、BMW中心のコンソーシアム設立

自動車大手の独BMWは1月26日、持続可能な車材料を使用するための新たなアプローチの開発に向け産学コンソーシアムを立ち上げると発表した。持続可能な材料開発を通して原料の獲得から加工、再利用に至る過程で排出される二酸化炭素

値上げ計画の企業が4カ月連続で減少

Ifo経済研究所が1月31日に発表した同月のドイツ価格計画指数(DI)は35.4ポイントとなり、前月の40.1ポイント(修正値)から低下した。同指数の下落は4カ月連続。製造、サービス、建設、流通の4部門すべてで数値が下が

商標権訴訟でアウディが中国BEV企業に勝訴

中国の電気自動車(BEV)メーカー、上海蔚来汽車(NIO)のSUV「ES6」と「ES8」は独アウディのセダン「S6」「S8」の商標権を侵害しているとしてアウディが宣伝の差し止めなどを求めて提訴した係争で、1審のミュンヘン

独電機業界の22年生産高3.7%増加

独電機電子工業会(ZVEI)は18日、同国電機業界の実質生産高が2022年は前年比3.7%増(推定)となり、2年連続で拡大したと発表した。ウクライナ戦争、エネルギー危機、高インフレ、サプライチェーンのひっ迫といった難しい

電機業界の新規受注、11月は2.5%増に

独電気電子工業会(ZVEI)がこのほど発表した同国電機業界の11月の新規受注高は前年同月を2.5%上回った。2カ月連続で拡大したものの、伸び率は鈍化傾向にある。地域別でみると、国内が3.2%増、ユーロ圏(ドイツを除く)が

バイオ業界の資金調達、昨年は前年の半分以下に

独バイオテクノロジー業界の資金調達総額が2022年は9億2,000万ユーロとなり、前年(23億ユーロ)を60%下回ったことが、業界団体ビオ・ドイチュラントの発表で分かった。過去最高となった20年(30億ユーロ)に比べると

22年の粗鋼生産8%減少、下期は統一後最低に

独鉄鋼業界団体シュタールが23日発表した2022年の国内粗鋼生産高は前年比8.4%減の3,684万9,000トンとなり、コロナ禍初年度の20年を除くと09年以来の低水準へと落ち込んだ。下半期に限ると東西ドイツ統一(199

化学業界の景況感が改善、エネルギー価格の下落で

Ifo経済研究所が17日発表した独化学業界の12月の景況感指数(DI)はマイナス23.9ポイントとなり、前月(-30.9ポイント)から大幅に改善した。今後の見通しを示す期待指数がマイナス37.7ポイントからマイナス23.

ペイパルを独カルテル庁が調査、市場支配的地位乱用の疑いで

ドイツ連邦カルテル庁は23日、米オンライン決済サービス大手ペイパルが独市場で独占的地位を乱用している容疑で調査を開始したと発表した。競合に対する不当な妨害と価格競争の制限を行っていた疑いがある。独事業を統括するルクセンブ

希土類の66%を中国から輸入

ドイツの希土類(レアアース)輸入に占める中国の割合が昨年1~11月は65.9%に達したことが、連邦統計局の24日の発表で分かった。数量ベースで約5,300万トン、金額ベースで4,930万ユーロに上る。希土類は半導体や電池

宿泊・飲食業界売上、22年は1.5倍に拡大

連邦統計局は19日、宿泊・飲食業界の2022年の売上高が前年比で実質47%増(推定値)と大幅に増えたことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染者が減るとともに、感染防止策が大幅に緩和されたことで、旅行や外食需要が回復し

ドイツの人口、昨年は110万人増加

連邦統計局が19日に発表した2022年末の推定国内人口は最低でも8,430万人となり、前年末を110万人上回った。移民の流入数から流出数を引いた純流入(社会増減)が大幅に増えたためで、国内の出生数と死亡数の差である自然増

22年新車のBEV比率18%に上昇、テスラは7万台で首位

ドイツ連邦陸運局(KBA)が16日発表した電気自動車(BEV、乗用車)の2022年の新車登録台数は47万559台となり、前年を32.1%上回った。内燃機関車などを含む乗用車全体に占める割合は17.7%で、前年同期(13.

23~24年冬もガス備蓄は高水準に

ドイツの天然ガス備蓄率は2023~24年冬季も法律で定められた高水準を達成できる見通しだ。22~23年冬のガス消費量がこれまでのところ極めて少なく、暖房シーズン終了後の今春時点の備蓄率が高い水準を維持すると見込まれること

機械業界の新規受注、11月も2ケタ減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が11日発表した独業界の11月の新規受注高は前年同月を実質14%下回り、2カ月連続で2ケタ減となった。国内受注が7%、国外が同17%縮小。国外の内訳はユーロ圏が30%減、ユーロ圏外が11%減

空きポストが埋まらない企業、過去最高の53%に

空席となっているポストが長期間、埋まらない企業の割合がドイツで昨年53%に達し、過去最高を記録したことが、独商工会議所連合会(DIHK)の会員企業アンケート調査で分かった。DIHKは全国の空きポスト数が推定200万件に達

住宅建築価格の上げ幅11月は16.9%に拡大

ドイツ連邦統計局が10日発表した昨年11月の住宅建築価格指数(付加価値税込み)は前年同月比16.9%増となり、上げ幅は8月の同16.5%を上回った。幅広い資材分野での価格上昇が反映された格好。8月比では2.5%上昇した。

ハッカー攻撃で自転車メーカーが経営破たん

自転車製造の独プロフェーテが12月下旬に経営破たんしたのはハッカー攻撃が引き金であることが分かった。暫定管財人への取材をもとに日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 それによると、同社は11月末にハッカー攻

粗鋼生産9カ月連続減少、11月は-18%に

独鉄鋼業界団体シュタールが12月21日に発表した11月の粗鋼生産高は276万8,000トンとなり、前年同月を17.9%下回った。減少は9カ月連続。高炉鋼が16.8%減の196万2,000トン、電炉鋼が20.5%減の80万

中国からの入国者に陰性証明を義務化

ドイツのカール・ラウターバッハ保健相は5日、中国からの入国者に新型コロナウイルスの陰性証明の提示を義務付ける意向を表明した。ラウターバッハ氏はこれまで、同国からの入国を制限する必要はないとしてきたが、欧州連合(EU)加盟

企業倒産が13年ぶりに増加

独信用調査機関クレジットリフォームは13日、ドイツの企業倒産件数が今年は1万7,500件となり、前年を4.0%上回る見通しを明らかにした。増加はリーマンショックに伴う金融・経済危機が深刻だった2009年以来で、13年ぶり

機械業界でサプライチェーンひっ迫が緩和

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は13日、独業界の2022年の実質生産成長率を従来予測の1%に据え置いた。1~10月は前年同期を実質0.4%下回ったものの、生産の足かせとなっているサプライチェーンのひっ迫がやや緩和している

電機輸入、10月は過去最高に

独電気電子工業会(ZVEI)が15日発表した同国の10月の電機製品輸入高は前年同月比27.4%増の242億ユーロとなり、ひと月の額としては過去最高を記録した。輸出高も10.3%増の206億ユーロと2ケタ台の伸びを記録した

世界初のグリーン水素製品入札、説明会に500人以上が参加

グリーン水素市場の創設に取り組む独H2グローバル財団は8日、連邦経済・気候省と共同でグリーン水素製品の入札説明会をバーチャル形式で実施したと発表した。参加者は500人を超えており、世界初となる同製品の入札に対する関心は大

第3四半期は国内発電が微減、太陽光と石炭は2ケタ増に

ドイツ連邦統計局が7日発表した2022年第3四半期(7~9月)の国内発電量(送電網への供給ベース)は1,181億キロワット時(kWh)となり、前年同期を0.5%下回った。原子力発電が大幅に減少し、足を強く引っ張った。 原

建設業界が失速、実質売上は今年5.5%減に

建設業界で長年続いた好況は終わったもようだ。建設コスト、金利、生活費の急速な上昇を受けて需要が後退しているためで、建設業界団体ZDBのラインハルト・クヴァスト会長は6日の記者会見で、「建設業界の景気は失速した」と明言した

クリスマス商戦売上、今年は実質4%減に

独小売業中央連盟(HDE)は11日、クリスマス商戦期(11~12月)の業界売上高が今年は1,200億ユーロ強となり、物価調整後の実質で前年を4%下回る見通しを明らかにした。高インフレと消費者の支出抑制が響くためだ。インタ

自動車業界で先行き見通しが大幅改善

Ifo経済研究所が5日発表した独自動車・自動車部品業界の11月の景況感指数はマイナス2.2ポイントとなり、前月のマイナス4.3ポイントから改善した。今後の事業見通しを示す期待指数がマイナス35.3ポイントからマイナス13

製造業の原材料不足が21年4月以来の低水準に

製造業サプライチェーンのひっ迫が緩和してきたもようだ。Ifo経済研究所が11月の独企業アンケート調査をもとに30日に発表したところによると、原材料・部品が不足しているとの回答は前月の63.8%から59.3%へと低下し、2

機械業界の新規受注、10月は12%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した独業界の10月の新規受注高は前年同月を実質12%下回り、3カ月ぶりに減少した。国内受注が13%、国外が同11%縮小。国外の内訳はユーロ圏が16%減、ユーロ圏外が9%減だった。V

ポルシェがDAX採用

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は5日、主要な3株価指数(DAX、MDAX、SDAX)の入れ替えを発表した。最有力40社を対象とするDAXには高級スポーツ車のポルシェが採用され、スポーツ用品のプーマはワンラ

バイエルンなど2州が車内マスク義務廃止

ドイツ南部のバイエルン州と東部のザクセン・アンハルト州は近距離公共交通機関でのマスク着用義務を廃止するもようだ。新型コロナウイルス対策の司令塔であるロベルト・コッホ研究所(RKI)はコロナと同じ呼吸器疾患であるインフルエ

エネ大手ユニパーがガスプロムに損賠請求

エネルギー大手の独ユニパーは11月30日、ロシア国営天然ガス大手のガスプロムを相手取り国際仲裁裁判手続きを開始したと発表した。ガスプロムからの供給停止に伴い巨額の損失を計上していることから、損害賠償を請求する。クラウスデ

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