ドイツロジスティックス業界の動き

アマゾン―独で物流子会社立ち上げ―

ネット通販世界最大手の米アマゾンがドイツで物流事業を開始する。経済誌『マネージャー・マガチン』などが13日報じたもので、すでに物流子会社アマゾン・シティ・ロジスティクスをミュンヘンで登録したという。これまでアマゾンの小包 […]

フラポート―荷扱い子会社を合弁化―

フランクフルト国際空港の運営会社フラポートは8日、荷扱い子会社フラポート・カーゴ・サービシズ(FCS)を世界的な荷扱い事業者であるWFSとの合弁会社に切り替えると発表した。国際的な競争が強まるなかでFCSの競争力を長期的

郵便配達が正常化、ポストスト終了で

ドイツポストと統一サービス労組Verdiは5日、新たな労使協定で妥結した。Verdiはこれを受けてストライキを7日0時に終了。ドイツポストの郵便配達はほぼ1カ月ぶりに正常化する。 Verdiは6月8日、ドイツポストを対象

ドイツポストを顧客企業が支援、スト対策で

従業員ストの直撃を受けるドイツポストに思わぬ助っ人が現れた。郵便物の遅配を避けたい顧客企業が臨時戦力として社員を提供しているのだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が17日付で報じた。 統一サービス労組Verdiは8日

鉄道貨物輸送量、第1四半期は4.2%減に

ドイツ連邦統計局が3日発表した2015年第1四半期(1~3月)の鉄道貨物輸送量は前年同期比4.2%減の8,810万トンに縮小し、第1四半期では金融・経済危機の直撃を受けた09年以来の大きな落ち込みとなった。国外からの貨物

郵便配達員が無期限スト開始

独統一サービス労組Verdiは8日午後、ドイツポストを対象に無期限ストライキを開始した。国内配達員の人件費抑制に向けた措置の撤回を要求している。ストの影響で、手紙や小包の配達に支障が出る懸念がある。 ドイツポストは1月、

ハパックロイド

独海運大手ハパックロイドのロルフ・ハッベンヤンセン社長は5月27日にハンブルク経済記者クラブで講演し、積載能力2万TEU(20フィートコンテナ換算)の巨大コンテナの購入を検討していることを明らかにした。同社のコンテナ船で

ヘルマン・ブス―投資家を模索―

ドイツの中堅海運会社ヘルマン・ブス(レーア)が投資家確保に向けて交渉を進めているもようだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が4日付で報じたもので、交渉は山場に差しかかっているという。 ブスはリーマンショックをきっかけ

機関士労組がDB史上最長のスト、サプライチェーンに支障

鉄道機関士労組GDLがドイツ鉄道(DB)を対象とする全国ストライキを4日、開始した。期間は10日までの約6日間で、DB史上最長。市民や通勤者の足に大きな支障が出ているほか、ドイツ経済へのしわ寄せも避けられない状況だ。GD

海運貨物取扱量、昨年は2.1%増加

ドイツ連邦統計局が1日発表した2014年の海運貨物取扱量(暫定値)は3億390万トンとなり、前年比で2.1%増加した。増加は2年ぶり。国外からの貨物は2.1%増の1億7,490万トンで、国外向け(1.9%増の1億2,14

オペル、スペインで1,400人を雇用・18年までに

米ゼネラルモーターズ(GM)傘下の独オペルは3月19日、スペイン工場で2018年までに1,400人以上を雇用すると発表した。人材の若返りを図るとともに、若者の失業率改善に貢献する。 オペルは、スペイン北東部アラゴン州サラ

シュターダ

独後発医薬品大手のシュターダは23日、ドイツの物流業務をドイツポストの物流部門DHLに全面委託すると発表した。経営資源を中核事業に集中するほか、コストを削減する狙い。契約期間は7月1日から10年。DHLはフランクフルト近

鉄道の騒音を半減へ、政府が法制化を計画

ドイツのアレクサンダー・ドブリント交通相は3日、鉄道の騒音を2020年までに半減する方針を明らかにした。騒音防止インフラ投資を拡充するほか、騒音の少ないブレーキの採用を貨物車両に義務づける考えだ。道路利用を減らし鉄道輸送

フランクフルト空港第3ターミナル、計画再検討を州が要請

独ヘッセン州のアルワジール経済・交通相(緑の党)は4日の州議会で、地元フランクフルト国際空港第3ターミナルの建設計画を再検討するよう同空港の運営会社フラポートに要請した。州政府の委託で作成された3つの鑑定書を踏まえたもの

鉄道貨物が昨年は減少、秋のスト響く

ドイツ連邦統計局が4日発表した2014年の国内鉄道貨物輸送量は前年比2.3%減の3億6,500万トンに縮小した。ドイツ鉄道(DB)で秋に実施された機関士労組GDLのストライキが響いた格好。10月の輸送量は前年同月を6.6

航空貨物2年連続で増加、14年+2.6%に

ドイツ連邦統計局が23日発表した同国の2014年の航空貨物取扱量(トランジットを除く)は440万トンとなり、前年比で2.6%増加した。増加は2年連続。貨物の取卸量で特に増加幅が大きかった。 取卸量は210万トンで、4.2

ダクサー―組織再編、持ち株会社に―

物流大手の独ダクサー(ケンプテン)は16日、組織再編計画を発表した。税負担を軽減するほか、国際的な事業の拡大に対応しやすい体制を構築することが狙いで、持ち株会社化する。 ダクサーをドイツ法に基づく有限合資会社(Dachs

国内貨物輸送量が過去最高に

ドイツ連邦統計局が13日発表した2014年の国内貨物輸送重量(暫定値)は前年比2.9%増の44億8,560万トンとなり、08年に記録した過去最高を0.4%上回った。全体の約8割を占める道路輸送が3.7%増えて全体をけん引

ハンブルク港貨物取扱量が過去最高に

ハンブルク港湾協会が9日発表した同港の2014年の貨物取扱量は前年比4.8%増の1億4,570万トンとなり、過去最高を更新した。ウクライナ問題を受けてロシアとの取引量は減少したものの、中国、ポーランド、フィンランド、マレ

国外運送会社への最低賃金適用を凍結

ドイツ政府は国内を走行する国外運送会社のトラック運転手に同国の法定最低賃金を適用することを当面、棚上げにする。同賃金の適用に対しては周辺諸国から批判が出ており、欧州連合(EU)の欧州委員会がEU法に抵触していないかの調査

ドイツポスト―新規雇用2万人も、ネット通販拡大で―

ドイツポスト(ボン)は22日、国内の配達員の数を2020年までに1万人拡大する見通しを明らかにした。ネット通販市場の成長を受けて小包需要の拡大が続いているためで、2025年までには同2万人の新規雇用を視野に入れている。

DHL―ヘリ配達をロンドンで開始―

ドイツポストの国際輸送物流子会社DHL(ボン)は21日、ヘリコプターを使った郵便物の配達サービスを同日からロンドンで開始すると発表した。緊急性の高い書類の輸送需要が金融業界などで高いことを踏まえた取り組みで、ヒースロー空

ハンブルク港運営会社、チェコ北部の新ターミナル運用開始

独ハンブルク港運営会社(HHLA)の子会社で複合一貫輸送を手がけるメトランスは、チェコ北部のウスチ・ナド・ラーベムの新ターミナルの運用を年初から開始した。同国のボヘミア北部とドイツのザクセン南東部の産業集積地からの輸送効

ドイツポスト―調達先のEVメーカー買収―

物流・郵便大手のドイツポストは9日、電気自動車(EV)の開発・生産を手がける独ストリートスクーターを買収すると発表した。ドイツポストは配達に伴う二酸化炭素(CO2)の排出の大幅削減に取り組んでいることから、同社に配達用E

鉄道貨物輸送量、1-9月は微増に

ドイツ連邦統計局が15日発表した2014年1-9月期の鉄道貨物輸送量は前年同期比0.8%増の2億7,640万トンと小幅な伸びにとどまった。第1四半期(1~3月)に4.4%増となった「貯金」の効果でプラス成長をかろうじて保

ドイツ鉄道が損賠請求、航空貨物カルテルで10社を提訴

ドイツ鉄道(DB)は1日、航空会社10社をケルン地方裁判所に提訴したと発表した。航空貨物のカルテルで被害を受けたとして損害賠償の支払いを請求している。DBは同カルテルに絡んで米国でも7社を相手取って損賠訴訟を起こしており

トラック走行料金の課金対象を拡大へ、法案を閣議了承

ドイツ政府は5日の閣議で、トラック走行料金に関する法改正案を了承した。課金対象とする国道とトラックをともに増やすことで歳入を拡大し、道路整備財源に充てる意向だ。法案は連邦議会(下院)の決議を経て施行される。 ドイツの道路

海運貨物取扱量、上期は2.7%増に

連邦統計局が10月29日発表したドイツの2014年上半期の海運貨物取扱量は1億5,200万トンとなり、前年同期を2.7%上回った。規模は小さいものの国内貨物が20.3%増の410万トンと大きく拡大。国外向けも4.5%増え

郵便料金1月に値上げ

郵便大手のドイツポストは1日、一部サービスの料金を引き上げると発表した。人件費の上昇を受けた措置で、物流・インフラ向けの投資資金を確保する狙いもある。連邦ネットワーク庁が承認すると、来年1月1日付で値上げが行われる。 国

VTG―スイス同業AAE買収―

鉄道コンテナリース欧州最大手の独VTG(ハンブルク)は9月29日、スイスの同業AAEを買収することで合意したと発表した。保有コンテナ数を大幅に増やすほか、鉄道と他の運送手段を組み合わせたコンビ輸送事業を強化する狙い。買収

ハンブルク・シュド

独海運大手のハンブルク・シュドは9月24日、中東の同業UASCと世界レベルで提携すると発表した。まずは主要航路でスロット交換(輸送スペースの交換)を実施。将来的に協力関係を拡大していく。提携により海運業界の競争激化に対応

欧州初の自動無人ヘリ試験、DHLが独北部で実施へ

物流大手のドイツポストDHLは9月24日、自動飛行する小型無人ヘリコプターの研究プロジェクトを実施すると発表した。自動無人ヘリの飛行が行われるのは欧州で初めて。昨年12月に実施した無人ヘリの飛行テストを一歩、深化させるこ

交通・倉庫業界の売上成長率、第2四半期はやや鈍る

連邦統計局が10日発表した独交通・倉庫業界の2014年第2四半期の売上高は前年同期比の伸び率が1.5%となり、第1四半期の同2.2%からやや縮小した。前期比(営業日数・季節調整値)は0.4%減で、2四半期ぶりに後退してい

ルフトハンザ・カーゴ―日欧間の航空貨物でANAと合弁―

ルフトハンザ航空の航空貨物子会社ルフトハンザ・カーゴ(フランクフルト)は3日、日欧間の航空貨物事業をANAと共同化すると発表した。ANAは同日、国土交通省からATI(独占禁止法適用除外)の認可を受けおり、両社は今月中に合

鉄道貨物輸送が第2四半期に失速、6月は7.5%減に

ドイツ連邦統計局が2日発表した2014年上半期(1~6月)の鉄道貨物輸送量は1億8,380万トンで、前年同期を1.5%上回った。第1四半期(1~3月)に4.4%増となった「貯金」効果が大きく、第2四半期(4~6月)は1.

ドイツ鉄道が損賠請求、航空会社のカルテルで

ドイツ鉄道(DB)が欧日などの航空会社を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。ロイター通信が消息筋の情報として19日報じたもので、DBはニューヨークの裁判所に訴状を提出したことを明らかにした。損賠請求額が5億ユーロを超え

ヒューゴ・ボス―新物流センターで収益力強化へ―

高級アパレル大手の独ヒューゴ・ボスは4日、欧州全域をカバーする物流センターの操業を開始した。物流効率を引き上げるとともに、直営店の在庫を圧縮。利益拡大につなげる意向だ。 新物流センターの所在地は西南ドイツの小都市フィルダ

欧州海運大手3社の提携、中国の不承認でとん挫

欧州海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク)は17日、同社とMSCメディタレニアン・シッピング・カンパニー(スイス)、CMA-CGM(仏)の3社が業務提携する計画を断念すると発表した。中国商務省の承認を得られなかった

ドイツの貨物輸送量、2030年には1.4倍に=交通相

アレクサンダー・ドブリント連邦交通相(社会民主党)は11日、2030年までの国内運輸需要予測を発表した。それによると、国内の貨物輸送量は年率1.6%のスピードで増加し、30年には10年比で1.38倍に拡大する見通し。ドブ

第1四半期鉄道貨物4.4%増、3年ぶりの大きな伸びに

ドイツ連邦統計局が4日発表した2014年第1四半期の鉄道貨物輸送量は前年同期比4.4%増7の9,200万トンとなり、11年第1四半期以来の高い伸びを記録した。景気の回復が反映された格好。コンテナ輸送量は4.1%増の160

旅客・貨物輸送、ドイツ鉄道の競合がシェア伸ばす

ドイツ鉄道(DB)は5日、国内旅客・貨物輸送市場の動向をまとめた「市場競争レポート」を発表した。それによると、2013年の国内鉄道貨物輸送量は1,126億トンキロメートル(tkm)となり、前期比で2.4%拡大した。DBの

Hapag Lloyd AG―赤字拡大―

海運大手の独Hapag Lloyd(ハンブルク)が13日発表した2014年1-3月期(第1四半期)決算の最終損益は1億1,900万ユーロの赤字となり、赤字幅は前年同期の9,400万ユーロから膨らんだ。貨物輸送料金の低下と

Hapag-Lloyd AG―コンテナ事業統合でチリ同業と最終合意―

海運大手の独Hapag-Lloyd(ハンブルク)は16日、チリ同業CSAVのコンテナ事業を同社に統合することで最終合意したと発表した。両社は1月に基本合意し、これまで資産査定(デューデリジェンス)を進めてきた。独禁当局の

独海運大手ハパックロイド、チリ企業と合併で正式合意

海運大手の独ハパックロイドとチリ同業CSAVは16日、合併で正式合意したと発表した。誕生する新会社はコンテナ輸送で世界4位の海運会社となる。 両社は1月、合併で基本合意していた。CSAVのコンテナ船部門をハパックロイドが

海運貨物取扱量、昨年は0.4%減少

連邦統計局が11日発表した2013年の海運貨物取扱量は2億9,760万トンで、前年を0.4%下回った。輸出貨物は2.8%増の1億1,920万トンに拡大したものの、輸入貨物が2.4%減の1億7,140万トンに後退。また、規

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