PSAプジョーシ・シトロエンはこのほど、フランスの有名デザイン学校と共同で進める自動運転車とコネクテッドカーに関するオープンラボデザインプログラムの成果を発表した。
PSAは、自動車産業が直面する技術、環境、社会的な課題に対応するため研究機関との協力を強化する方針を打ち出しており、科学者とエンジニアの意見交換の場として交流プログラム「StelLab」を設けており、オープンラボデザインプログラムはその一環として2012年に発足した。同プログラムはパリ・デザイン大学、STRATE Ecole de Design、ナント・デザイン大学、TALM Le Mans Sound Designといった著名なデザイン学校と協力してデザインアスペクトをヒューマンマシーンインターフェースの開発に統合し、新たなモビリティーユーズを生み出すことを目的としている。2014年はコミュニケーティングロボットオブジェクト、モビリティーアシスタント、車車間通信の三つの分野に関するプロジェクトが実施された。
PSAとデザイン業界はイノベーションにおけるデザインの重要性に着目し、オープンラボデザインプログラムが将来的に学際的な研究開発チームで活躍する「デザイナーリサーチャー」の育成に貢献するとしている。