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2010/3/12

一般・技術・その他 (旧)

独ATU、最終赤字が縮小

この記事の要約

独自動車修理サービス大手のアオト・タイレ・ウンガー(ATU)が3日発表した2009年通期決算の最終損益は4,700万ユーロの赤字となった。景気悪化で修理・点検費用を節約するドライバーが増えたことに加え、新車買い替え奨励金 […]

独自動車修理サービス大手のアオト・タイレ・ウンガー(ATU)が3日発表した2009年通期決算の最終損益は4,700万ユーロの赤字となった。景気悪化で修理・点検費用を節約するドライバーが増えたことに加え、新車買い替え奨励金の影響で修理需要が落ち込んだことが響いた。ただ、業績悪化を受けて導入したコスト削減策が奏功し赤字幅は前年の1億1,600万ユーロから縮小した。営業利益(EBITDA)は22.8%増の9,460万ユーロ、売上高は3.3%減の12億4,200万ユーロ。

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09年第1~3四半期は苦戦が続いたものの、第4四半期に冬用タイヤの需要が急増して業績改善に貢献。タイヤ売上高は業界平均(前年比8%増)を大きく上回る15%増を記録した。また、法人向けの車両保守サービスも堅調な伸びを示しており、取引先企業数は1年前より1万社増の8万社に増加した。このほか、オンライン通販部門も好調で、売上規模は前年の1.3倍に拡大したという。

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ATUは、厳しい経営環境のなかで健闘したとして、満足を表明した。

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