独アルミ部品メーカーのトリメット・アルミニウムはドイツのハルツゲローデ(Harzgerode)とゼンマーダー(Sommerda)の2工場でダイカストマシンを新規導入し、生産能力を強化する。独自動車産業ニュースサイトの『オートモービル・インダストリー』(25日付)の報道によると、年内の投資規模は1億2,500万ユーロとなる計画。
\『オートモービル・インダストリー』によると、トリメットはハルツゲローデ工場で2009年末からBMWの新型「5シリーズ」向けにシャーシ用の金型鋳造部品を製造しており、これに合わせて型締力2,200~2,800トンのダイカストマシンを導入した。同工場ではダイカストマシンを今年5月に1台、9月にもさらに1台導入する計画という。ゼンマーダー工場では型締力1,300トンのダイカストマシンに加え、溶解炉を新規導入する計画がある。
\トリメットはこのほか、独自動車部品・軍需品メーカーのラインメタル傘下のKSアルミニウム・テクノロジー(KS-ATAG)とハルツゲローデに合弁会社を設立し、エンジンブロックを生産している。同合弁会社ではすでに型締力3,500トンのダイカストマシンが2台稼働しているが、2011年と2012年にさらに1台ずつ追加導入する予定。
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