欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2010/9/3

一般・技術・その他 (旧)

墺オーディオ・モービル、交通管理システムを開発

この記事の要約

オーストリアのオーディオ・モービル・エレクトロニックはこのほど、交通情報をリアルタイムで把握できる管理システム「AMV(Anonymous Management of Vehicle-real-time-informat […]

オーストリアのオーディオ・モービル・エレクトロニックはこのほど、交通情報をリアルタイムで把握できる管理システム「AMV(Anonymous Management of Vehicle-real-time-information)」を開発した。同システムの活用により、渋滞防止など交通制御が可能になるほか、走行距離に応じたリース契約や保険など新しいサービスの可能性も広がる。

\

同システムは、車両にASG(Anonymisiertes Sensordaten-Gateway)と呼ばれる車載ユニットを装備し、車両から移動通信を通してリアルタイムの交通情報を管理センターに直接送る仕組み。気温や燃費などの情報も伝達できる。管理センターではこれらの情報の分析により、交通量を把握したり、環境負荷を調査することができる。同システムは量産化できる段階までに開発が進んでおり、オーディオ・モービルはザルツブルクで近く、約1万台の車両を使ったAMVの実証試験を開始する。

\

ASGの価格は、後付けの場合が100ユーロ、新車の生産ラインで組み込む場合には約10ユーロにとどまる。

\

オーディオ・モービル・エレクトロニックは1989年の設立で、カーエンターテイメント、運転補助システム、交通マネジメントシステム、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)などの開発を得意分野とする。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |