EUウオッチャー

マイクロソフト、競争問題で欧州委に苦情

米マイクロソフトは22日、米モトローラ・モビリティーと米グーグルが競争法に違反しているとして、欧州委員会に苦情を申し立てたことを明らかにした。モトローラが不当に高いロイヤルティ(特許使用料)を設定し、ウィンドウズ搭載パソ […]

スイス資源大手2社の合併、欧州委が審査手続きに着手

スイスの大手資源商社グレンコアと鉱山大手エクストラータは24日、両社の合併計画について欧州委員会から正式に届出を行うよう要請があったことを明らかにした。両社は長年にわたり資本面で提携関係にあることから、欧州委は過去にエク

ビベンディのEMI買収、欧州委が審査開始

欧州委員会は20日、仏メディア大手ビベンディが英音楽大手EMIグループのレコード部門を買収する計画の可否について、審査を開始したと発表した。3月23日までに初期審査を終え、買収の可否を判断する。初期審査で競争上の問題が浮

仏プジョー、GMと提携交渉

フランスのベルトラン労相は22日、同国自動車最大手のPSAプジョーシトロエンが米ゼネラルモーターズ(GM)と提携交渉を進めていることを明らかにした。詳細は不明だが、両社は欧州事業での業務提携を検討しているもようだ。 \

パナソニック、欧州にスマホ「エルーガ」投入

パナソニックモバイルコミュニケーションズは21日、スマートフォン「エルーガ」を4月から欧州市場に投入すると発表した。初年度に150万台の販売を目指す。 \ エルーガは米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載し

企業景況感4カ月連続で改善、内需が主導

ドイツのIfo経済研究所が23日発表した2月の独企業景況感指数(2005年=100)は109.6となり、前月の108.3から1.3ポイント上昇した。同指数の上昇は4カ月連続で、昨年7月以来の高水準に達した。内需型産業の小

フォルクスワーゲン(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算の純利益は前年比125%増の154億900万ユーロで、過去最高益を記録。世界的に販売が好調で、販売台数が初めて800万台を突破した。売上高は25.6%増の1,593億3,700万ユーロで、こちらも

コメルツバンク(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算の純利益は6億3,800万ユーロで、前年から55.4%減少。中小企業向け融資など中核事業は好調だったものの、保有するギリシャ国債の評価損で利益が23億ユーロ目減りした。 \

アリアンツ(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算の純利益は28億ユーロで、前年から46.2%減少。東日本大震災をはじめとする自然災害の発生で保険金支払いが大幅に増加したほか、国債や株式などの有価証券で多額の評価損を計上したことが響いた。売上高は

BASF(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算の純利益は61億8,800万ユーロで、前年から35.8%増加。化学品や樹脂事業の業績が大きく伸びたほか、買収した特殊化学大手コグニスの連結効果が大きかった。売上高は15.1%増の734億9,700

クレディ・アグリコル(2011年12月通期決算)

2011年12月期通期決算で14億7,000万ユーロの純損失を計上し、前年の黒字(12億6,000万ユーロ)から赤字に転落。保有するギリシャ国債の評価損、合理化費用が膨らんで収益が悪化した。赤字は10-12月期に31億ユ

デクシア(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算で116億ユーロの純損失を出し、前年の黒字(7億2,300万ユーロ)から赤字に転落。国有化されたベルギー銀行部門の損失処理、保有するギリシャ国債の評価損などが響き、過去最大の赤字となった。 \

ロイズ・バンキング・グループ(2011年12月通期決算)

2011年12月期通期決算の最終損益は28億ポンド(約32億9,000万ユーロ)の赤字となり、赤字幅は前年の3億2,000万ポンドから急増。ローン保険を不当に販売した顧客への補償が32億ポンドに達し、収益を押し下げた。

カールスバーグ(2011年12月通期決算)

2011年12月通期決算の純利益は51億4,900万クローネ(約6億8,500万ユーロ)で、前年同期から4%減少。主要市場であるロシアでの販売が不振で売上げが伸び悩んだほか、コスト増加で収益が圧迫された。売上高は6%増の

ユーロ圏の10-12月GDPは0.3%減、2年半ぶりマイナス成長

EU統計局ユーロスタットが15日発表したユーロ圏の2011年10-12月期の域内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比0.3%減となり、2009年4-6月期以来2年半ぶりにマイナス成長に転落

欧州委が年金改革に関する政策文書発表、定年延長など提言

欧州委員会は16日、安全で持続可能な年金制度の確立を目指した年金改革に関する政策文書をまとめた。少子高齢化の進展や長期化する財政・金融危機を背景に、年金制度が直面するさまざまな課題に加盟国がどのように対処すべきかを考察し

模倣品防止条約めぐり不協和音、EUの批准不透明に

知的財産権の執行のための国際的な枠組みとなる「模倣品・海賊版拡散防止条約(ACTA)」をめぐり、EU内で条約を支持する産業界とインターネット上の自由の制限を懸念する市民団体などの対立が高まっている。EUと22の加盟国は1

イランが英仏への原油輸出停止、EUの禁輸措置に対抗

イラン石油省は19日、英国とフランスへの原油輸出を停止したと発表した。EUがイラン産原油の禁輸を決めたことへの対抗措置。英仏のイラン産原油への依存度は小さいが、7月の禁輸発動を前にイラン以外からの石油調達を進める他のEU

モロッコとの農産物貿易自由化が拡大、欧州議会が協定承認

欧州議会は16日の本会議で、EUがモロッコと農水産物貿易の関税障壁を緩和する協定を締結することを承認した。これによって協定は、EU閣僚理事会による最終承認を経て5月にも発効する見通しだ。 \ 同協定では、EUはモロッコが

EUと米、有機産品を相互認証

米国とEUは15日、農薬や化学肥料を使わない有機(オーガニック)産品を相互認証する協定に調印したと発表した。米国とEUのいずれかで認定されれば、それぞれの域内で有機産品として販売できるようにする。協定は6月1日に発効する

スパコン向け投資、EUが倍増

EUは15日、スーパーコンピューター(高性能コンピューター:HPC)開発向けの投資を倍増する計画を明らかにした。これまでの投資額は約6億3,000万ユーロに上っており、新たな計画で、2020年までの投資額は12億ユーロに

1月のEU新車販売7%減、6月以来の大幅低迷

欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く26カ国)の1月の新車販売(登録)台数は96万8,769台となり、前年同月から7.1%減少した。債務危機の影響で需要が冷え込み、昨年6月以来の大幅な落ち込みと

12月のユーロ圏鉱工業生産指数、2%低下

EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の2011年12月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で1.1%低下し、前月の横ばいからマイナスに転落した。ドイツが大幅に落ち込んだことが反映された。(表参照) \ 分

昨年のユーロ圏貿易収支、77億ユーロの赤字

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した2011年の貿易収支統計(速報値、季節調整前)によると、ユーロ圏の収支は77億ユーロの赤字となったが、赤字幅は前年の147億ユーロを大きく下回った。輸出が13%増の1兆7,331

MSのスカイプ買収承認に異議、シスコが欧州裁に提訴

米シスコ・システムズは15日、米マイクロソフトがインターネット通話サービス会社スカイプ(ルクセンブルク)を買収する計画を欧州委員会が承認したことを不服として、欧州一般裁判所に提訴したと発表した。 \ マイクロソフトは昨年

チェコの東芝・日立などへの制裁は正当=欧州司法裁

欧州司法裁判所は14日、チェコの競争当局が東芝、日立製作所など日欧の重電メーカー10社に送電設備のカルテルで制裁を科したのは正当とする判決を下した。メーカー側はEUによる制裁に加えて、チェコも9億コルナ(現在のレートで約

欧州委、グーグルのモトローラ買収を承認

欧州委員会は13日、米インターネット検索最大手グーグルが米携帯電話機大手モトローラ・モビリティ・ホールディングスを買収する計画を承認したと発表した。同買収は同日、米司法省の承認も取り付けており、実現へ大きく前進した。 \

SNSのフィルタリング強制は違法、欧州裁がISPと同様の判断

EU司法裁判所は16日、著作権保護されたコンテンツの違法な流通を阻止する目的で、フェイスブックやグーグル傘下のユーチューブをはじめとするソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に対してフィルタリングシステムの導入を強

米物流大手UPS、蘭TNTに買収提案

米物流大手UPS がオランダ同業TNTエクスプレスに買収を提案していることが17日明らかになった。TNTは買収案を拒否しているが、交渉は続けるとしている。 \ TNTによると、UPSは1株当たり9ユーロでの買収を提案して

エジプト携帯電話最大手を事実上の完全子会社に

仏通信最大手フランステレコムは13日、エジプト携帯電話サービス最大手モビニルを事実上の完全子会社にすると発表した。これによりモビニルは、フランステレコムの携帯電話ブランドである「オレンジ」に改名する見通しだ。 \ フラン

ティッセンクルップ(独鉄鋼最大手)

2011年10-12月期(第1四半期)決算の最終損益は4億8,000万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(1億100万ユーロ)から大幅に悪化。南北アメリカ大陸での鉄鋼事業の不振や造船子会社売却損(1億5,500万ユーロ)

MAN(独トラック・メーカー)

2011年12月通期決算の売上高は前年比12%増の165億ユーロとなり、過去最高を更新。主力の商用車事業が好調で、営業利益は43%増の14億8,300万ユーロに拡大した。ただ、最終利益は産業サービス子会社の売却損、保有株

BNPパリバ(仏最大手銀行)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は7億6,500万ユーロで、前年同期から50%減少。保有するギリシャ国債の評価損で5億6,700万ユーロの損失を出したことが響いた。12月通期の純利益も前年比22%減の3

ソシエテ・ジェネラル(仏大手銀行)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は1億ユーロで、前年同期の8億7,400万ユーロから89%減少。保有するギリシャ国債の評価損、投資銀行部門の赤字が響いた。12月通期の純利益は前年比39%減の23億8,0

ルノー(仏自動車大手)

12月通期決算の純利益は20億9,000万ユーロで、前年から39%減少。前年に多額の株式売却益を計上した反動で大幅減益となった。売上高は新興市場での販売が好調で、9%増の426億3,000万ユーロに拡大した。 \

PSAプジョーシトロエン(仏自動車大手)

2011年12月通期決算の純利益は5億8,800万ユーロで、前年から48%減少。売上高は6.9%増の599億ユーロに伸びたが、合理化費用がかさんで収益を押し下げた。 \

ダノン(仏食品飲料大手)

2011年12月通期決算の純利益は11%減の16億7,000万ユーロ。アジアでの販売が好調で売上高は13.6%増の193億2,000万ユーロに拡大したが、原材料費の高騰が収益を圧迫した。 \

エイゴン(オランダ保険大手)

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は7,900万ユーロで、前年同期から75%減少。投資収益が急減し、利益を押し下げた。 \

アクゾノーベル(オランダ化学大手)

2011年10-12月期(第4四半期)決算で6,800万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(1億6,200万ユーロ)から赤字に転落。塗料原料の値上がりや、債務借り換えの費用が収益を圧迫した。売上高は4.7%増の37億

ネスレ(スイス食品大手)

2011年12月通期決算の純利益(為替変動の影響を除く継続事業ベース)は95億スイスフラン(約78億ユーロ)で、前年から8.1%増加。売上高は7.5%増の836億スイスフランだった。 \

チューリヒ・フィナンシャル・サービシズ

2011年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は5億5,700万ドルで、前年同期から46%減少。タイの洪水被害に関連した保険金の支払いが収益を圧迫した。通期の純利益は前年比10%増の37億7,000万ユーロ。 \

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