欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/9

西欧

シンジェンタ、昨年は小幅増益

この記事の要約

スイスの農業化学大手シンジェンタが4日発表した2014年12月通期決算の営業利益(EBITDA)は前期比1%増の29億2,600万米ドルと小幅な伸びにとどまった。北米の異常気象と収益力の弱い事業からの撤退コストが響いた格 […]

スイスの農業化学大手シンジェンタが4日発表した2014年12月通期決算の営業利益(EBITDA)は前期比1%増の29億2,600万米ドルと小幅な伸びにとどまった。北米の異常気象と収益力の弱い事業からの撤退コストが響いた格好。リストラ費用を計上したこともあり純利益は2%減の16億1,900万ドルに落ち込んだ。

売上高は151億3,400万ドルで、3%増加した。為替の影響を除いたベースでは増収幅が5%に上った。

売上高を地域別でみると、欧州・アフリカ・中東は8%増の45億4,700万ドルに拡大。ラテンアメリカ(7%増の42億7,900万ドル)とアジア・太平洋(5%増の20億3,300万ドル)も増収となった。北米は7%減の35億8,200万ドルに落ち込んだ。