欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/16

西欧

スペイン国営空港運営会社が上場、初日は15%高

この記事の要約

スペイン国営の空港運営会社AENAが11日、マドリード証券取引所に上場した。投資家の需要は旺盛で、新規株式公開(IPO)では応募が殺到。株価は上場初日に15.71%上昇し、順調な出足となった。 AENAの部分民営化に伴う […]

スペイン国営の空港運営会社AENAが11日、マドリード証券取引所に上場した。投資家の需要は旺盛で、新規株式公開(IPO)では応募が殺到。株価は上場初日に15.71%上昇し、順調な出足となった。

AENAの部分民営化に伴う上場は、欧州での上場では2011年以来の大型案件。IPOの応募は5.1%に達した。売り出し価格は58ユーロで、これに基づく時価総額は87億ユーロに上る。IPO価格は需要に応じて、予定していた53~58ユーロの上限で落ち着いた。上場初日は67.11ユーロで取引を終えた。

AENAは世界最大の空港運営会社で、マドロード、バルセロナなど国内46空港と英国、米国など海外の15空港を運営している。2013年の純利益は5億9,670万ユーロだった。