ドイツ

物流業界の回復鮮明に

キールの世界経済研究所(IfW)と独物流業界団体のBVLが6日発表した2011年第2四半期の独物流業界景況感指数は前年同期比17.5ポイント増の156.3へと上昇し、2006年10月の調査開始以来2番目に高い数値を記録し […]

4月輸出が前月比で大幅減

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年4月の輸出高は営業日数・季節要因調整後の実質で前月を5.5%下回り、09年1月以来の大きな落ち込みとなった。比較対象の3月は輸出成長率が同7.2%に達しており、その反動が出た格好。

鉄鋼工場がフル稼働、5月粗鋼生産は1.1%増に

独鉄鋼業界団体Stahlは9日、2011年5月の国内粗鋼生産高が前年同月比1.1%増の411万6,000トンに拡大したと発表した。自動車、機械産業からの引き合いが強く、工場はほぼフル稼働状態にあるという。1~5月の累計は

メルケル首相が米GMに書簡、オペル売却観測問題で

ドイツのシュテファン・ザイベルト政府報道官は10日、メルケル首相が自動車大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)に書簡を送ったことを明らかにした。GMが独子会社オペルの売却を検討しているとの報道を受けた措置。オペルのカールフ

LDK Solar―独同業の買収に意欲―

中国の大手太陽電池メーカーLDK Solarが独同業の買収に意欲を示している。優れた技術を取得するとともに、ブランドイメージも改善したい考えで、すでに買収候補を絞り込んだ。同社のJack Lai財務担当取締役が『ハンデル

老朽市電の改造で現役30年延長へ

ケルン市のバス・地下鉄・トラムを運営するケルン市交通公社(KVB)はこのほど、老朽化した市電車両を改造するプロジェクトを開始した。対象となるのは1982~84年に導入された2100系統の高床車両28台で、12年初めに最初

ドイツ取引所、ユーレックスを完全傘下に

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は7日、先物取引所ユーレックスの資本50%を共同出資者のSIXグループから譲り受け100%子会社化すると発表した。ユーレックスを完全傘下に収めることで同業NYSEユーロネクス

独テレコムがOTE株をギリシャ政府から取得、出資40%超に

独通信最大手のドイツテレコムは6日、ギリシャ同業OTEの株式10%を同国政府から買い取り、出資比率をこれまでの30%プラス1株から40%プラス1株に引き上げると発表した。ギリシャ政府は財政支援を提供する国際通貨基金(IM

独デュル、廃熱回収発電システムのサイプランに資本参加

独産業設備大手のデュルは5月31日、同国の新興企業サイプラン(Cyplan)に50%出資すると発表した。サイプランが開発した廃熱回収発電システムを世界市場で販売する計画。年内にも最初の発電設備の供給を開始する予定。 \

オペル、新型「アストラ GTC」の概要を発表

オペルはこのほど、フランクフルトモーターショーで初公開する予定の新型「アストラ GTC」の概要を発表した。エンジンは当初、ガソリン車が4機種、ディーゼル車は1機種を用意。ディーゼルは2.0CDTIコモンレール・ターボエン

Audi

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディ は、VWグループのスペイン自動車大手セアトのマルトレル工場でSUV車「Q3」の生産を開始した。3シフト体制で年約10万台を生産する計画。同モデルは6月から欧州で

独乗用車新車登録、5月は22.0%増

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した同国の5月の乗用車新車登録は、30万4,543台となり、前年同月に比べ22.0%増加した。ドイツメーカーの販売が伸びたほか、大型モデルの販売が好調だった。1~5月の累計は前年同期比

シュコダ、カストールと業務提携

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダの独法人は1日、英石油メジャーBP傘下のエンジンオイルメーカー・カストロール(Castrol)と広範囲に務提携することで合意したと発表した。 \ 今回の提携には、サ

ロシアで生産拡大目指す

独フォルクスワーゲン(VW)は、中期的にロシアでの生産拡大を目指す方針だ。同社の広報担当者が5日、ロイター通信に明らかにした。政府の優遇措置を活用してシェア拡大を狙う。 \ ロシア政府は、同国に進出する外国自動車メーカー

独ダイムラー、スマートから電動自転車を発売へ

独自動車大手のダイムラーは、超小型車ブランドのスマートから2012年に電動自転車を発売する。独電動自転車メーカーのグレース(Grace)と共同開発したモデルを8月31日~9月3日に独南部のフリードリヒスハーフェンで開催さ

ダイムラーとリンデ、水素供給スタンドの整備で協力

独自動車大手のダイムラーと独工業ガス大手のリンデは1日、水素供給スタンドを今後3年以内にドイツ国内20カ所に新たに開設する計画を明らかにした。燃料電池車の普及を後押しするため、数千万ユーロを投資する予定。2012年にも新

マグナ、Deutsche Telekom子会社にIT業務近代化を委託

カナダ自動車部品大手のマグナは、IT業務の近代化を独電気通信大手のドイツテレコムのIT子会社であるTシステムズに委託する。ドイツテレコムが5月31日付のプレスリリースで明らかにした。マグナは今後、Tシステムズが持つデータ

独シーカ、二種混合弾性シーリング剤を開発

スイスの産業用シーリング・接着剤大手シーカの独子会社であるシーカ・ドイチュラント(シュツットガルト)はこのほど、二種混合タイプの弾性接着シーリング剤「シーカフレックス553」の販売を開始した。553は独シーカが独自に開発

SHW、今夏IPOへ

独自動車部品メーカーのSHWは3日、フランクフルト証券取引所に上場する方針を明らかにした。関係筋がロイター通信に明かしたところによると、今年の夏に新規株式公開(IPO)を実施する。 \ SHWはオイルポンプやエンジン部品

独ボッシュ、電気自動車事業に明るい見通し

独自動車部品大手のボッシュは、電気自動車関連事業の将来に明るい見通しを示している。現在、自動車メーカー12社から約20件のプロジェクトを受注しており、これらのプロジェクトは遅くとも2013年までに量産を開始する予定という

独大手企業でソーシャルメディア活用が活発に

マーケティングツールとしてソーシャルメディアの重要性が高まっている。マインツ専門大学のロルケ教授を中心とする研究チームがドイツの大手企業(DAX上場企業)30社を対象に実施した調査で、ミニブログサービスのツイッターに公式

上海に駐在員事業所を開設

独IT・エンジニアリングサービス大手のESGは5月31日、中国・上海市に自動車業界をサポートするための駐在員事務所を開設した。成長著しい中国市場を足掛かりに、国際化戦略を推し進める意向だ。同社が1日付のプレスリリースで明

MINIクーペを今秋に発売

独高級車メーカーBMW傘下の小型車ブランドMINIは、今年10月にクーペを発売する予定だ。6日付の独業界誌『オートモビルボッヘ』(電子版)が報じた。9月のフランクフルトモーターショー(IAA、9月15日~25日)で初公開

Singulus Technologies AG―4年ぶりの黒字化見込む―

光メディア製造装置メーカーの独Singulus(カール・アム・マイン)は5月31日の株主総会で、2011年決算が4年ぶりに黒字化する見通しを明らかにした。第2四半期の4~6月に営業損益(EBITベース)が黒字化、1-9月

ドイツテレコムがLTEサービス開始

独通信最大手のドイツテレコムは1日、第4世代高速移動体通信規格LTE(Long Term Evolution)の商用サービスをケルン市で開始した。大都市でのLTEサービスはすでにVodafone D2がベルリンの中心部で

Wooga GmbH―投資会社が出資、2,400万ドルを確保―

フェイスブック専用のソーシャルゲームを開発するWooga(ベルリン)は5月31日付のプレスリリースで、米投資会社のHighland Capital Partnerなどから総額2,400万ドルの出資を受け入れたと発表した。

食物アレルギーのアレルゲン免疫療法で一歩前進

独連邦血清・ワクチン研究所(パウル・エーリヒ研究所)の戸田雅子博士を中心とする国際研究チームは、モモの主要アレルゲンである「Pru P 3」を低アレルギー性に加工する技術を開発した。加工したアレルゲンはアレルギー反応をほ

Deutsche Telekom AG―同業OTE株をギリシャ政府から取得―

電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)は6日、ギリシャ同業OTEの株式10%を同国政府から買い取り、出資比率をこれまでの30%プラス1株から40%プラス1株に引き上げると発表した。ギリシャ政府は財政支援を

「持続可能なパーム油」に向け独でフォーラム始動

持続可能なパーム油の生産・流通を目指す「持続可能パーム油フォーラム」がこのほど、ドイツで産声を上げた。立ち上げたのは流通大手REWE、化学大手Henkel、蘭食品・日用品大手Unilever、世界自然保護基金(WWF)、

SHW Automotive GmbH―IPOへ―

独中堅自動車部品メーカーのSHW(アーレン)は3日、フランクフルト証券取引所への上場方針を発表した。親会社である金融投資会社の独Nordwindが保有株を売り出す予定。ロイター通信によると、7月中旬に新規株式公開(IPO

独電力大手を格下げへ 原発停止でムーディーズが

米格付け大手ムーディーズは3日、独エネルギー大手エーオンの長期格付け引き下げを検討する方針を明らかにした。3月中旬から運転を停止していた老朽原発の廃炉が決まったことで、経営が圧迫される可能性が高まったため。同じ理由で、独

Bayer AG―Betaferon生産を競合Boehringerに全面委託へ―

製薬大手の独Bayer(レバークーゼン)は主力製品である多発性硬化症治療薬「Betaferon」の米国市場向け生産を競合の独Boehringer Ingelheimに委託する。自社生産が採算割れになっているためだ。欧州向

独セメント市場、11年は6%成長見通し

独セメント産業全国連盟(BDZ)が5月31日発表した業界動向によると、2010年の国内セメント消費量は2,460万トンで、前年に比べ2.6%減少した。景気回復が追い風となったものの、大雪などの悪天候が足かせとなった。一方

―中国・中東~米国間に路線開通―

Deutsche Post傘下の物流大手DHL(物流)は5月31日、香港~シンシナティ(米国)間でエクスプレス便、シンシナティ~バーレーン間で直行便をそれぞれ運行すると発表した。中国・中東と北便の通商拡大に対応する狙いで

ファシリティ・マネジメント業界、成長鈍化見通し

市場調査会社Luenendonkが5月30日発表したファシリティ・マネジメント・サービス(FMS)業界動向によると、上位25社の2010年売上高は平均で5.2%増加した。ただ、成長率は09年(5.1%)とほとんど変わらず

VTG AG―東欧の同業買収―

鉄道貨車リース大手の独VTG(ハンブルク)は5月31日、東欧の同業Railcraftを6月1日付で買収すると発表した。将来性の高い旧ソビエト地域で市場を開拓する狙い。取引金額は公表しないことで合意した。 \ Railcr

第1四半期輸出、トルコ・ロシア向けが大幅増

ドイツ連邦統計局が1日発表した2011年第1四半期の輸出入統計によると、輸出総額は2,608億ユーロで、前年同期から18.8%増加した。欧州連合(EU)域外向けが22.3%増の1,031億ユーロと好調で全体をけん引。特に

Rodenstock GmbH―5カ年計画で経営再建へ―

巨額債務にあえぐ老舗眼鏡メーカーのRodenstock(ミュンヘン)が経営再建に乗り出す。昨年11月に就任したオリバー・カスタリオ最高経営責任者(CEO)が1日明らかにしたもので、5カ年計画を通して実現する意向だ。 \

製造業受注が好転、4月は2.8%増に

ドイツ連邦経済省が7日発表した2011年4月の製造業受注高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.8%増(暫定値)となり、3月の同2.7%減(修正値)から大幅に改善した。国外受注が3.4%増加、特にユーロ圏外は

全日本空輸

全日本空輸は1日、提携先の独Lufthansaと実施する日本~欧州間ネットワークに関する戦略的提携について、独占禁止法の適用が除外されるATI認可を国土交通省から受けたと発表した。両社は共通運賃の発売、ダイヤ調整などを下

整理一時金の減額、年金受給開始が近ければ妥当

企業が人員削減を行う場合、労使が協議して「社会的計画(Sozialplan)」というリストラ計画を策定する。その際、再就職のチャンスが低い高齢社員の整理一時金を上乗せすることは妥当な措置として一般平等待遇法(AGG)10

感染源は発芽野菜の可能性=大腸菌問題

北ドイツを中心に毒性の強い腸管出血性大腸菌O104:H4の感染が流行している問題で、ニーダーザクセン州のゲルト・リンデマン農業相は5日午後、モヤシなどの発芽野菜(スプラウト)が感染源になっているとの見方を示した。感染者の

Evonik

化学大手の独Evonikは3日、太陽日酸と共同で設置した四日市工場の竣工式を行った。太陽電池、フラットパネル、半導体向けの需要が拡大するモノシランガスと、樹脂や塗料に用いられるアエロジルを生産。アジア市場で販売していく。

育休中の勤務時間変更、3度目以降の請求は却下可

被用者は育児休暇期間中、週30時間を上限に勤務することができる。これは育児休暇法(BEEG)15条第4項に明記された権利である。同条第5項には勤務時間や曜日について雇用主に文書で申請し、4週間以内に合意するルールが記され

Osram GmbH―サムスンとLGを提訴、LED特許侵害で―

シーメンスの照明子会社Osram(ミュンヘン)は6日、韓国のサムスン電子とLGグループを提訴したと発表した。白色発光ダイオード(LED)の分野で同社の特許が侵害されていると判断。当該技術の利用と特許侵害製品の輸入の禁止、

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