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2011/9/14

ハンガリー

ハンコック、ハンガリー工場で生産拡大

この記事の要約

韓国ハンコックタイヤがハンガリー中部フェイェール県ラーチャルマーシュ(Racalmas)にある工場で生産を拡大する。同工場では2009年に開始した拡張工事が先ごろ終了し、生産能力が年1,100万本に倍増した。これを機に、 […]

韓国ハンコックタイヤがハンガリー中部フェイェール県ラーチャルマーシュ(Racalmas)にある工場で生産を拡大する。同工場では2009年に開始した拡張工事が先ごろ終了し、生産能力が年1,100万本に倍増した。これを機に、欧州で生産する自動車メーカーへの直接納入の比率を今後数年で現在の10%から20~25%に引き上げる方針だ。同社のハンガリー子会社が8日、現地のMTI通信に明らかにした。

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ハンコックは2006年にラーチャルマーシュ工場を建設し、翌年に生産を開始。フォルクスワーゲン(VW)や起亜のスロバキア工場にタイヤを納入している。9月中に、新たに起亜のスポーツSUV「スポーテージ」向けの納入を開始する予定で、発注から納入までの期間はこれまでの45日から48時間に大幅短縮されるという。

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ハンコックはこれまでにラーチャルマーシュ工場に5億5,000万ユーロを投資した。同工場では現在、工場拡張を機に新規雇用した400人を加えた1,900人の従業員が、1日3万4,000本のタイヤを生産している。

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