中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2011/9/28

ポーランド

華為、ポーランド企業と4G通信網を構築

この記事の要約

中国通信機器大手の華為技術は、ポーランドの移動通信網事業者Aero2と共同で、ポーランドに第4世代(4G)の高速移動通信網を構築する。導入するサービスは4G無線通信規格「LTE(ロング・ターム・エボリューション)」のTD […]

中国通信機器大手の華為技術は、ポーランドの移動通信網事業者Aero2と共同で、ポーランドに第4世代(4G)の高速移動通信網を構築する。導入するサービスは4G無線通信規格「LTE(ロング・ターム・エボリューション)」のTDD/FDDデュアルモードネットワーク(LTE TDD/FDD)。同サービスの商用化は世界初となる。

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FDDは「周波数分割複信」の略で、上り(端末から基地局方向)と下り(基地局から端末方向)の通信に別の周波数を使う。一方、「時分割複信」の略であるTDDは、時分割により単一の周波数での同時送受信を実現する。華為とAero2はポーランドで華為の通信機器の導入を進め、LTE TDD/FDDサービスの人口カバー率を25%に拡大するほか、2012年末までに同国の200以上の自治体に移動ブロードバンドサービスを提供することを計画している。

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華為とAero2は今年5月、TDD方式を採用するTD-LTEの商業サービスを開始した。周波数は25 MHz。両社はこのサービスにより、高速移動通信網の普及とデジタルデバイト(情報格差)の縮小に貢献したとして、2011年のGlobal Telecoms Business(GTB)賞の無線ネットワークインフライノベーション部門を受賞している。

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