2011/9/28

ロシア

アフトワズ、「ラーダ」新モデル開発に有名デザイナー起用

この記事の要約

ロシアの自動車大手アフトワズが「ラーダ」ブランドの新モデル開発に、英国人カーデザイナーのスティーブ・ マッティン氏を起用する。国内自動車市場の急成長を受け、これまで重視してこなかったブランド、イメージ戦略に本腰を入れる方 […]

ロシアの自動車大手アフトワズが「ラーダ」ブランドの新モデル開発に、英国人カーデザイナーのスティーブ・ マッティン氏を起用する。国内自動車市場の急成長を受け、これまで重視してこなかったブランド、イメージ戦略に本腰を入れる方針だ。独ウェルト紙が26日報じた。

\

マッティン氏はダイムラーで「メルセデスベンツ」ブランドのクロスオーバーSUV「Mクラス」、「Rクラス」、ボルボでクロスオーバーSUV「XC60」、ミドルクラスセダン「S60」のデザインを手がけた有名デザイナー。2009年にボルボから独立し、デザイナーコンサルティング業を立ち上げた。

\

アフトワズは2017年までに、提携先のルノーの協力を得て、「ラーダ」の新モデル20種を市場投入することを計画している。15年に4輪駆動SUV「4×4」の次世代モデル、16年に新コンパクトモデル、16、17年には小型およびコンパクトクロスオーバーの新モデルを発売する予定。新コンパクトモデルにはルノーの小型車「メガーヌ」のプラットフォームと部品を採用する見通しだ。マッティン氏は10月1日付で同社に入社し、これら新モデルのデザイン開発を担当する。

\

自動車専門の調査会社である米IHS Automotiveによると、ロシアの自動車販売台数は今年250万台、2020年までに年360万台に拡大する見通し。一方、今年の国内生産台数は過去最高の170万台に拡大し、販売台数に占める輸入車のシェアは初めて減少に転じると予想している。

\
ロシア
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |