2011/9/28

ポーランド

シェールガス開発進む、14年にも商業生産へ

この記事の要約

ポーランドで新型天然ガスのシェールガスの商業生産が2014年にもスタートする見通しとなった。トゥスク首相が18日、記者団に対し明らかにした。\ ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)がシェールガスの探鉱を行っている北 […]

ポーランドで新型天然ガスのシェールガスの商業生産が2014年にもスタートする見通しとなった。トゥスク首相が18日、記者団に対し明らかにした。

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ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)がシェールガスの探鉱を行っている北部ルボチノを訪れた同首相は、「2014年から商業生産できると控えめに楽観視している」と語るとともに、35年までに国内で消費するガスを生産できる体制が整うとの見通しを示した。ポーランドは現在、天然ガスの供給をロシアからの輸入に依存している。

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シェールガスは頁岩と呼ばれる地中の岩盤層に閉じ込められた天然ガスで、新たな天然ガス資源として注目を集めている。一方で、シェールガスの開発には大量の水を必要とし、ガス抽出の効率化を図るため水に化学物質を混入させることから、地下水汚染など環境破壊の危険性が指摘されている。トゥスク首相はこの点について、「シェールガスの採掘が環境を脅かすことはない。開発プロジェクトはポーランドにとって戦略的チャレンジだ」と述べ、その意義を強調した。

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米国エネルギー情報局(EIA)の調べによると、ポーランドのシェールガス確認埋蔵量は53億立方メートルと、欧州最大となっている。

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