チェコ国営電力のCEZは4日、同社が操業する原子力発電所の年間発電量が過去最高を記録する見通しだと発表した。来年も記録更新を見込む。
\テメリン原発はすでに3日の段階で発電量が139億4,600万キロワット時に達し、昨年通期の139億1,300万キロワット時を上回った。ドゥコパニ原発も年末までに昨年通期の実績143億6,900万キロワット時を超える見通しだ。
\CEZによると、ストレステストの結果を受けた補強措置の実施でドゥコパニ原発は来年、一時停止する。補強措置の費用は両原発合わせて15億コルナ(63億8,000万円)に上るという。
\テメリン原発の拡張工事入札では、東芝の米国子会社ウェスチングハウスと、ロシア・チェコ企業連合MIR 2000が候補に残っている。仏アレバは要件不備で候補から外れたが、これを不服として異議申し立てを行っている。
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