2012/12/12

ポーランド

ポーランド2カ月連続利下げ、政策金利4.25%に

この記事の要約

ポーランド中央銀行は5日、政策金利である7日物レファレンス金利を0.25ポイント引き下げ、4.25%に設定した。利下げは先月に続き2カ月連続。景気減速感が強まっているためで、追加利下げによって過去20年で初めての景気後退 […]

ポーランド中央銀行は5日、政策金利である7日物レファレンス金利を0.25ポイント引き下げ、4.25%に設定した。利下げは先月に続き2カ月連続。景気減速感が強まっているためで、追加利下げによって過去20年で初めての景気後退入りを回避したい意向だ。

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ベルカ中銀総裁は来月も利下げの見通しが強いと言明した。また、「急激な経済減速を真剣に受け止めているが、劇的な結果になるとは考えていない」と話した。

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ポーランド中銀は先月、2009年以来で初めての利下げに踏み切った。ベルカ総裁は、これほど経済成長のペースが鈍ったことは過去3年近くなかったとして、金融緩和局面に入ったとの認識を示していた。

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その後、10月インフレ率が前月比0.4ポイント減の3.4%とほぼ2年ぶりに中銀の目標範囲内に収まったことが判明した。経済も下降を続けている。このため、アナリストらの中には、来年に経済が縮小すると予測する声も出始めた。(東欧経済ニュース11月14日号「ポーランドが3年ぶり利下げ、政策金利4.5%に」を参照)

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