2012/12/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

EBRD、イズミル空港新ターミナル建設に協調融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は11月30日、トルコのイズミル国際空港の新国内線旅客ターミナルの建設プロジェクトに1億4,500万ユーロの協調融資を実施すると発表した。\ 今回の融資はA/Bローン・ストラクチャーによる民間 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は11月30日、トルコのイズミル国際空港の新国内線旅客ターミナルの建設プロジェクトに1億4,500万ユーロの協調融資を実施すると発表した。

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今回の融資はA/Bローン・ストラクチャーによる民間銀行との協調融資で、EBRDが7,000万ユーロを、残り7,500万ユーロはウニクレディトとシーメンスバンクの2行が貸し付ける。プロジェクト総額は2億5,000万ユーロで、残り1億500万ユーロは、デニズバンクが6,500万ユーロ、黒海貿易開発銀行が4,000万ユーロをそれぞれ融資する。

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新国内線ターミナルは空港運営大手TAVエアポートの子会社TAVエゲが建設する。総面積は18万5,000平方メートルで、8つのボーディングブリッジを備える。隣接する国際線ターミナルとの間には連絡施設を建設し、両ターミナルは連結される。EBRDのバレット輸送担当ディレクターは、イズミル空港の新国内線ターミナルは最新技術を駆使して建設され、サービス水準とエネルギー効率の向上を実現できると指摘。「このプロジェクトを支援することは、持続可能な輸送を推進するというEBRDの目的に適っている」と説明した。

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