仏タイヤ大手ミシュランがセルビア工場の生産能力を拡大する。9日付の独経済紙『ジュドオイローパ・アクトゥエル』が報じたもので、現地子会社タイガー・タイヤズを通じて4,500万ユーロを投じ、新工場を建設する。
タイガー・タイヤズは09年にミシュランの完全子会社となった。「タイガー」など自社ブランドのほか、ミシュランの自動二輪車向けタイヤの生産も手がける。輸出額は1億3,990万ユーロで、伊フィアット子会社FAS、露ガスプロム子会社Nisに次ぐセルビア3番目の規模となる。
ミシュランは2016年までにタイガー・タイヤズに1億2,500万ユーロを投じ、乗用車用タイヤの生産能力を年間1,200万本に引き上げる計画だ。