2015/5/27

自動車

ハンコックタイヤ、ハンガリー工場拡張完了

この記事の要約

韓国タイヤメーカーのハンコックは20日、ハンガリー工場の第3生産施設が予定より2カ月早く、今月から本格操業に入ったと発表した。これにより年間総生産能力は1,900万本となり、2007年の操業開始当時の約3.5倍に拡大した […]

韓国タイヤメーカーのハンコックは20日、ハンガリー工場の第3生産施設が予定より2カ月早く、今月から本格操業に入ったと発表した。これにより年間総生産能力は1,900万本となり、2007年の操業開始当時の約3.5倍に拡大した。ハンガリー工場への総投資額は、第3施設の3億1,300万ユーロを合わせて8億8,500万ユーロに上る。

ハンコックはハンガリー中部のラーツァルマーシュを欧州の生産拠点に位置付け、アウディ、BMW、メルセデス、ポルシェなど高級乗用車メーカーに製品を供給する。欧州市場での需要急拡大を見越し、11年には第2生産施設を稼働させ、生産能力を2倍に引き上げた。

2度目の施設拡張プロジェクトは13年にスタートし、14年に試験操業を開始した。同工場では現在、サイズや仕様の異なる約500種類のタイヤを1日当たり5万5,000本生産する。従業員数は約3,300人。