中期的銀行業界展望、中東欧は貸付拡大もロシアは減益予想
中東欧とロシアの銀行業界は今後4年間で明暗を分けそうだ。オーストリアのライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は9日発表した中東欧の市場調査リポートで、中東欧諸国で貸付額が加速的に伸びる一方、ロシアでは不良債権 […]
中東欧とロシアの銀行業界は今後4年間で明暗を分けそうだ。オーストリアのライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)は9日発表した中東欧の市場調査リポートで、中東欧諸国で貸付額が加速的に伸びる一方、ロシアでは不良債権 […]
トルコで7日行われた議会選挙(定数:550)は即日開票の結果、与党・公正発展党(AKP)が得票率を大きく減らして敗北した。同党は大統領の権限強化に向けて5分の3の議席獲得を目指していたが、過半数議席にも届かず、約13年間
ラトビア議会は3日、次期大統領にライモンツ・ベーヨニス現国防相を選出した。欧州連合(EU)加盟国で初となる緑の党系の大統領として、7月に就任する。近隣でウクライナ紛争が続いていることを背景に、ラトビアの安全保障を最優先課
チェコ政府は3日、レストランやバーなどでの喫煙を全面的に禁止する法案を閣議決定した。成立には国会の承認と大統領の署名が必要だが、愛煙家として知られるゼマン大統領は拒否権を行使しない意向を表明しており、過去に何度も頓挫した
東欧の欧州連合(EU)加盟国が軒並み原子力の利用を検討している。環境保護に向けた二酸化炭素(CO2)削減目標の達成とともに、ウクライナ紛争を受けロシア産天然ガスへの依存縮小への意思が強まっていることが背景にある。各国の状
セルビアのヴチッチ第1首相は5月27日、アルバニアの首都ティラナで同国のラマ首相と会談し、両国の関係を改善し提携を強化していくことで合意した。特に欧州連合(EU)加盟という両国共通の目標実現に向けて協力する考えで、インフ
欧州連合(EU)とボスニア・ヘルツェゴビナの「安定化・連合協定(SAA)」が6月1日付で発効した。EU加盟の前段階となるSAAは、加盟候補国が政治、経済面でEUとの関係を深める協定。これによってボスニアは悲願のEU加盟に
ウクライナのポロシェンコ大統領は5月30日、南部オデッサ州の新知事に元グルジア大統領のミハイル・サーカシュヴィリ氏を任命した。2003年の「バラ革命」後の迅速な行政機関再建や、汚職を日常から排することに成功した手腕が買わ
ポーランドで24日行われた大統領選挙の決選投票は、野党・法と正義(PiS)が推薦するアンジェイ・ドゥダ候補(43)が現職のブロニスワフ・コモロフスキ候補(市民プラットホーム)を破って当選を決めた。終始優勢が伝えられていた
ロシア政府は25日、同国が主導するユーラシア経済連合(EEU)とベトナムとの自由貿易協定案を閣議で承認したと発表した。ウクライナ紛争による欧米との関係悪化を受け、アジアに活路を求めるロシア政府の戦略に沿うもので、29日の
ラトビアの首都リガで開かれていたEUと旧ソ連6カ国による首脳会議は22日、2日間の日程を終え閉幕した。会議で採択された共同宣言では政治・経済的関係強化に向けたパートナーシップの枠組みの重要性などを再確認する一方、ウクライ
ロシア政府はウクライナ問題をめぐる欧米の対ロ制裁への報復措置として実施している欧米産食品の輸入禁止措置の一部解除を検討している。連邦動植物検疫局のダンクヴェルト局長が19日、インタファクス通信に明らかにしたもので、ハンガ
ロシアのシルアノフ財務相は20日、ウクライナ議会が対外債務の返済を一時凍結する法案を可決したことについて、債務が返済されない場合は国際司法裁判所への提訴もありうると明言した。プーチン大統領も「責任感のかけらも感じられない
中欧および南東欧の7カ国は19日、ブラチスラバで農相会議を開き、流通大手による市場支配的な地位の乱用を防ぐため、欧州法を整備すべきとの立場で一致した。第一段階として、欧州委員会に対し、年内の法案策定を求めていく。 会議に
欧州復興開発銀行(EBRD)は14日、中東欧・旧ソ連諸国の最新の見通しを発表した。今年の予想成長率は欧州連合(EU)加盟国など西寄りの国々が欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和などが追い風となって上方修正された一方で、ロ
欧州統計局(ユーロスタット)が13日発表した欧州連合(EU)加盟28カ国の2015年1-3月期の域内総生産(GDP)で、ルーマニアが前年同期比で4.2%増と最も大きな伸びを示した。(表参照) 中東欧では、ハンガリーは製造
ウクライナ政府が欧米の債権者グループに対し、元本減額を含む債務再編を強く要請している。交渉は難航しているが、ヤレスコ財務相は「ウクライナ経済の再生に必要な措置」として、来月中に同意を得たい考えだ。 米テンプルトンら機関投
ロシア携帯電話サービス大手のビンペルコムは13日、香港のハチソン・ワンポアとイタリアの携帯電話事業の統合に向けた協議を行っていることを明らかにした。実現すると契約者数ベースで伊最大の携帯電話サービス会社が誕生する。 統合
英ガス会社ブリティッシュガスを傘下に収める公益大手セントリカは13日、ロシア国営ガス最大手ガスプロムの英子会社ガスプロム・マーケティング&トレーディングと結んでいるガス調達契約の調達量拡大と期間延長で合意したと発表した。
ポーランドで10日行われた大統領選挙は、中道右派「法と正義(PiS)」が支持するアンジェイ・ドゥダ候補が、現職のブロニスラフ・コモロフスキー候補(市民プラットホーム:PO)の得票率を上回り、1位となった。投票前の世論調査
欧州委員会は8日、ウクライナとグルジアの2カ国から欧州連合(EU)への渡航者に対する査証免除措置の適用に向け進展があったと発表した。 ウクライナとグルジアは昨年6月、EUとの政治・経済的連携を強化する連合協定を締結した
中国の習近平主席は7日から9日にかけてロシアを公式訪問し、両国の経済関係を強化することでプーチン大統領と合意した。また、9日にモスクワで開かれた終戦70周年式典に出席したほか、9月3日に中国で開く対日戦勝記念式典にプーチ
欧州委員会は5日発表した春季経済予測で、ユーロ圏の2015年域内総生産(GDP)予想伸び率を1.5%とし、前回(2月)の1.3%から0.2ポイント上方修正した。ただ、債務問題を抱えるギリシャについては大幅に下方修正した。
ロシア国営ガス会社ガスプロムのアレクセイ・ミレル社長は7日、訪問先のトルコで同国のユルドゥズ・エネルギー天然資源相と会談し、ロシアからトルコに天然ガスを供給する新パイプライン「ターキッシュ・ストリーム」の2016年12月
ロシア政府が、ウクライナ情勢を受けた対ロ制裁の報復として実施している欧米産食品の輸入禁止措置を延長する可能性が強まっている。ドヴォルコヴィッッチ副首相は4月30日、記者団に対し「輸入禁止措置を解除することは今のところ考え
ロシアが北朝鮮との国境を水路で結ぶプロジェクトに着手する。ガルシュカ極東発展相が4月27日、ピョンヤンで開かれた露朝経済協議に出席し、ロシアのハサン地区と北朝鮮の羅津(らしん)を結ぶ浮桟橋(ポンツーン)の合同敷設プロジェ
欧州連合(EU)加盟国は4月29日に開いた大使級会合でEU排出量取引制度(EU-ETS)の改革案について協議し、2019年1月1日付で排出権価格を下支えするための「市場安定化準備制度(MSR)」を導入することで合意した。
中東欧4カ国(チェコ、スロバキア、ブルガリア、ハンガリー)とオーストリアの財務・経済相は4日ウィーンで会合し、付加価値税(VAT)制度の改定を欧州連合(EU)に求めていくことで一致した。買い手がVATを納める「リバースチ
クロアチアのグラバルキタロヴィッチ大統領(クロアチア民主同盟:HDZ)は4月28日、同国のユーロ導入が2020年にも可能との見通しを示した。欧州経済と強く結びついているクロアチアにとって単一通貨への参加が大きなプラスにな
ロシア中央銀行(CBR)は4月30日、主要政策金利である7日物入札レポ金利を5月5日付で現行の14%から12.5%に引き下げると発表した。利下げは2カ月連続で、利下げ幅は市場が予想していた1ポイントを上回る。物価の上昇が
ロシアのプーチン大統領は2日、新興5カ国(BRICS)で総額1,000億米ドルの通貨基金を設置する協定に署名し、他国に先駆けて批准手続きを完了した。「短期の資金不足」のリスクに備えるもので、中国が410億ドル、ロシアとイ
欧州委員会は22日、ロシアの国営ガス会社ガスプロムがEU競争法に違反している疑いが強まったとして、同社に異議告知書を送ったことを明らかにした。異議告知書の送付は競争法違反に対する制裁手続きの第1段階となるもので、ガスプロ
ハンガリー政府は20日、同国唯一の原発の原子炉増設計画をめぐりロシアと結んだ核燃料供給契約を欧州原子力共同体(ユーラトム)供給局(ESA)が承認したと発表した。これにより、原子炉増設プロジェクトは2018年の着工に向け大
ロシアのプーチン大統領は23日、同国を訪問中のアルゼンチンのクリスティナ・フェルナンデス大統領と会談し、両国の提携強化に向けた一連の文書に調印した。欧米の対ロ制裁を受けて中南米との関係緊密化を狙うロシアと、外国からの投資
欧州委員会は21日、ウクライナに対して2億5,000万ユーロの融資を実施したと発表した。同国の緊急な資金需要に対応するとともに、経済安定化と構造改革を支援する。 今回の融資は、ウクライナに対する総額6億1,000万ユーロ
国際通貨基金(IMF)は14日発表した最新の世界経済見通しで、ロシアの予想成長率を引き下げた。原油安や欧米の制裁による景気の冷え込みへの懸念が理由で、15年の成長率をマイナス3.8%とし、前回(1月)のマイナス3%から0
欧州連合(EU)は、ウクライナとの間で調印した連合協定をめぐりロシアを交えた3者会合を再開する。欧州委員会のロザリオ報道官は14日、20、21日に実務者レベルの会合をブリュッセルで開催すると明らかにした。 EUとウクライ
欧州議会は15日、オスマン帝国で第1次大戦中に起きた多数のアルメニア人の殺害事件を「ジェノサイド(大虐殺)」と表現した上で、事件から100年の節目を迎えたのを機にトルコとアルメニアに和解するよう促す決議を採択した。トルコ
エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国の首脳は17日、ポーランドのコパチ首相と欧州委員会のユンカー委員長に書簡を送り、ポーランドとリトアニアの送ガス網を相互接続するプロジェクトの実現に向けた取り組みを加速するよう求
欧州連合(EU)は、ロシア国営天然ガス企業ガスプロムの商慣行が公正な競争を阻害した疑いがあるとして、22日にも同社に異議告知書を送付する構えだ。米ウォールストリート・ジャーナル紙が20日、関係筋の情報として伝えた。ウクラ
イタリアの石油プラント大手サイペムが、ロシアが計画する天然ガスパイプライン「ターキッシュ・パイプライン」敷設プロジェクトに参加するもようだ。ロシアの現地英字紙『モスクワ・タイムズ』が14日、複数の関係筋の話として報じたと
メドベージェフ首相は今月5日から4日間の日程でベトナムとタイを訪問し、ロシアが両国との関係緊密化に本腰を入れる姿勢をアピールした。ウクライナ紛争をめぐって主要取引先である欧州との関係が悪化していることを受けたもので、中国
イランにおける核開発をめぐり、同国と米欧など6カ国との間で枠組み合意が成立したことを受け、プーチン大統領は13日、イランに対する長距離地対空ミサイル「S-300」の禁輸措置を解除した。米国は6月の最終合意まで制裁を続ける
欧州連合(EU)は3月30日、モンテネグロと進めている加盟交渉で、新たに「税制」「外交」の2分野の交渉を開始することで合意したと発表した。交渉開始は18分野目で、交渉分野の約半分で協議にこぎ着けた格好となる。 旧ユーゴ諸
ハンガリーは10日、ロシア西部にあるタタルスタン共和国で総領事館を開所した。東方諸国との経済関係を強める政策の一環。今月初めには、中国の主導で設置準備が進められているアジア・インフラ投資銀行(AIIB)への参加も表明して
ロシアのプーチン大統領は8日、財政危機に陥っているギリシャのチプラス首相とモスクワで会談し、ロシアからトルコにガスを供給する「ターキッシュ・パイプライン」プロジェクトへのギリシャの参加や、同国からの農産物輸入制限の緩和な
ガスプロムのミレル社長は13日、「欧州とアジアのエネルギー市場は一体化しつつある」と述べ、ロシア産天然ガスの対アジア供給の広がりで欧州の交渉力が小さくなるとの見方を示した。外交関係が冷え込む欧州連合(EU)に対する政治的
米国の億万長者で投資家のジョージ・ソロス氏はオーストリア日刊紙『スタンダード』(30日付)のインタービュー記事で、ウクライナに10億米ドル(9億2,100万ユーロ)を投資する意向を表明した。経済再建に貢献することで、ロシ
ウクライナのヤレシコ財務相は3月24日、財政再建に向けた債務再編について、債権者に4年間かけて総額153億米ドルの債権放棄を求める考えを明らかにした。深刻な経済危機に陥っている同国にとり、債務再編は国際通貨基金(IMF)
ロシア国営原子力企業ロスアトムは3月24日、ヨルダンに同国初の原子力発電所を建設することでヨルダン政府と提携合意したと発表した。北部のアズザルカに出力1,000メガワットの原子炉2基を設置する。投資額は10億米ドルで、ヨ