「独の立地条件に満足」、化学企業の9割に=アンケート
化学業界誌『CHEManager』などが国際化学技術・環境保護・バイオテクノロジー専門見本市(Achema、18~22日)の開催に合わせて発表した業界アンケート調査によると、ドイツの産業立地条件を「良好」ないし「やや良好 […]
化学業界誌『CHEManager』などが国際化学技術・環境保護・バイオテクノロジー専門見本市(Achema、18~22日)の開催に合わせて発表した業界アンケート調査によると、ドイツの産業立地条件を「良好」ないし「やや良好 […]
独化学工業会(VCI)が19日発表したドイツ化学・製薬業界の2011年の輸出高は1,500億ユーロを超えた。世界の輸出市場に占めるシェアは11.2%で1位を確保。2位の米国(9.9%)を1.3ポイント上回った。今年も世界
ゼオライト(沸石)の吸着熱を利用した低温廃熱回収・熱輸送技術の開発に、フラウンホーファー界面工学・バイオテクノロジー研究所(IGB)を中心とする産学研究チームが取り組んでいる。ゼオライトは低温排熱回収で主に使われている温
ポーランドの合成ゴムメーカー、Synthosは18日、政府系化学肥料メーカーZaklady Azotowe Pulawy (ZAP)の株式公開買い付け(TOB)を開始すると発表した。TOB期間は8月7日までで、買い付け価
複合企業の独Wuerth(キュンツェルスアウ)は12日、樹脂製品メーカーの独Dinol GmbHと蘭Diffutherm B.V.を買収すると発表した。化学事業を強化する戦略の一環で、買収対象2社は手持ち事業との補完性が
肥料大手の独K+S(カッセル)は13日、閉山していたカリ鉱山で採掘の再開を検討すると発表した。実現可能性調査の結果、技術・経済的にみて再開可能と判断したためで、今後は当局の許可が下りるかどうかを吟味。見通しが立てば許可申
ポーランド財務省が13日、ロシア化学大手アクロンによる国営企業ZA タルヌフの買収提案に否定的な見解を示した。アクロンへの売却はタルヌフの企業戦略と相いれず、国内の化学産業の発展を損なうとの見解を示した。アクロンはこれに
独RAG財団は18日、6月末に予定していた傘下の化学大手、Evonikの新規株式公開(IPO)を延期すると発表した。市場の先行き不透明感が強く、目標とする公開益の確保が難しいと判断した。IPOの延期は2008年、11年に
近接場顕微鏡と呼ばれる顕微鏡を用いて、単層カーボンナノチューブ(SWNT)の光学的・電気的特性を30ナノメートル(nm)以下の空間分解能で同時に測定することに、ミュンヘン大学のアヒム・ハルトシュー教授を中心とする研究チー
世界最大級の粒子加速器研究施設の建設が12日、独西部のダルムシュタットで始まった。「反陽子・イオン研究施設(FAIR)」と呼ばれる同センターは、ヘルムホルツ重イオン科学研究所(GSI)の新たな施設で、大小合わせて8つの円
独化学大手BASFは8日、同社のポリアミド(PA)成形材料「Ultramid(ウルトラミッド)A3W2G6」が、トラックエンジンの給気ダクトに初めて採用されたと発表した。給気ダクトは独自動車部品メーカーのエルリングクリン
印刷インキ世界2位メーカーのFlintを英投資会社CVCが売却するもようだ。従来は株式公開を念頭に置いていたが、市場環境の悪化を受けて方針を転換したという。12日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版)』紙が金融・業界
スウェーデンの投資会社EQTは11日、医療品メーカーの独BSN Medical(ハンブルク)を英投資会社Montaguから買収すると発表した。取引金額は約18億ユーロで、ドイツ企業を対象とした投資会社の買収では過去2年間
機械などの振動をアクティブに吸収する新たな誘電性エラストマー型アクチュエーター(人工筋肉)を、フラウンホーファー構造耐久性・システム信頼性研究所(LBF)が開発した。交流電圧を印加して人工筋肉を振動させ、振動体と逆位相・
化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は5月31日、ベルギーのアントワープにポリアミド樹脂の新工場を建設すると発表した。自動車産業を中心に需要が世界的に拡大していることに対応する。 \ 投資規模は約7,500万ユー
ラベルとラベル装着機を製造するスイス企業Pagoはこのほど、同業フジシールと7月1日付で合併すると発表した。合併はフジシールがPagoを買収する形で実施する。取引金額は明らかにしていない。 \ Pagoはスイス東部のグラ
石炭大手のRAGが5年前に投資会社Tritonに売却した石炭化学会社Ruetgersの業績が好調に推移している。2007年に6億5,000万ユーロだった売上高は金融・経済危機に見舞われた09年に5億2,000万ユーロへと
金の単原子を結晶表面に安定的に分散させる新たな手法をウィーン工科大学の研究チームが開発した。連続的に小さなゆがみが生じるよう表面制御された鉄酸化物の結晶格子に金原子を吸着させるのがポイント。ゆがみがいわば輪止めの役割を果
薄膜ポリエステルフィルムで世界4位の印ポリプレックスは、1億1,500万ドルを投じトルコに工場を建設する。5月29日付け現地英字紙『ザマン』が報じた。 \ 新工場はイスタンブールから2時間ほど離れたテキルダー県のチョルル
欧州2位のポリプロピレンメーカーである墺ボレアリスはこのほど、アブダビ国営石油会社との合弁会社であるボルージュと共同で開発した軽量バンパー用の新世代ポリプレピレンが、仏ルノー・グループの2車種で採用されたと発表した。 \
塗装設備世界2位のEisenmann(ベプリンゲン)が炭素繊維製造装置事業を強化している。需要の拡大が見込まれるためで、昨年11月には炭素繊維製造用焼成炉メーカーの独Ruhstrat GmbHを買収した。Eisenman
爆発物由来の物質を超高感度で検出するナノセンサーの開発に、サンルイ仏独共同研究所(ISL)の研究チームが成功した。フェロモンを感知する昆虫の触角をモデルとしたもので、爆薬の主成分であるトリニトロトルエン(TNT)を1pp
化学・製薬業界の大卒社員と管理職からなる組合VAAは25日、組合員2,000人強を対象に実施した年次アンケート調査の結果を発表した。それによると、自社の雰囲気や人事方針に対する評価の平均値は3.1となり、昨年の同3.3か
コンドームは旅行用品であり、日曜祭日であっても駅で販売できる――。ミュンヘン行政裁判所が23日に下したこんな判決が注目を集めている。 \ 裁判を起こしたのはミュンヘン中央駅でポルノショップを運営する経営者。市当局から日曜
独化学業界の労使は24日、賃金を4.5%引き上げることで合意した。協定の有効期間が19カ月に上るため、年率の上げ幅は3%弱で、金属業界の同4%弱を下回る。労使はこのほか、勤務時間の柔軟化や従業員の高齢化対策などでも取り決
ドイツ連邦統計局が18日発表した2012年4月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.4%となり、前月の同3.3%から大きく縮小した。上げ幅は2010年6月以来1年10カ月ぶりの低水準で、エネルギーを除いたコアベースで
独化学大手のエボニックは先ごろ、ハンガリー子会社であるエボニック・アグロフェルムが飼料用アミノ酸L-トレオニン「ThreAMINO」の生産能力を強化すると発表した。需要が増えていることに対応するのが狙い。 \ 今回の計画
自動車部品大手の独Boschは電気自動車(EV)用リチウムイオン(Li-ion)電池を単独で生産する意向だ。同電池の開発・生産で提携する韓Samsung SDIとの関係が悪化したため。現在は日本企業の技術に依存しているも
化学大手の独Evonik(エッセン)はこのほど、動物飼料に投入される必須アミノ酸の生産能力を増強すると発表した。世界的な需要の拡大に対応する狙い。 \ ハンガリーのカバ(Kaba)にあるトレオニン工場の生産能力を2013
農業科学大手のSyngenta(スイス・バーゼル)は18日、アフリカ事業の強化方針を明らかにした。今後10年間で5億ドルを投資。同地の売上高を10億ドルに拡大する。 \ 同社はアフリカが将来、農産物の主要な輸出元地域に成
製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)は15日、製薬子会社Merck Seronoの収益力向上プログラムの詳細を発表した。2014年までに年間コストを3億ユーロ圧縮する方針で、リストラ費用は約6億ユーロを見込む
オランダの化学大手ロイヤルDSMは18日、カナダの食品成分大手オーシャン・ニュートリション・カナダを買収することで合意したと発表した。買収額は5億4,000万カナダドル(約4億2,000万ユーロ)。 \ オーシャン・ニュ
太陽電池メーカーの独Sovelloは14日、デッサウ区裁判所に会社更生手続きの適用申請を行った。業界を取り巻く環境の悪化を受けて資金繰りに行き詰ったため。今後は現経営陣による自己管理型の経営再建を目指したいとしている。
肥料大手の独K+S(カッセル)は8日、窒素肥料販売子会社K+S Nitrogenをロシアの農業化学大手EuroChemに売却することで合意したと発表した。経営資源をカリ・マグネシウム製品と塩に集中する戦略の一環。K+S
化学大手の独Henkel(デュッセルドルフ)が9日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は40億800万ユーロとなり、前年同期比で4.8%増加した。幅広い分野で値上げに成功したことが大きく、営業利益(EB
ドイツ化学工業会(VCI)が10日発表した2012年第1四半期の業界生産高(製薬を含む)は前期比1.5%増となり、4四半期ぶりに好転した。国内とアジアの新興国、米国で需要が特に大きく回復。工場稼働率は前期の81.7%から
農業化学メーカーの業界団体IVAは14日、加盟企業の2011年の独農薬売上高(卸向け販売が対象)が12億9,100万ユーロとなり、前年比で2.9%増加したと発表した。主力の除草剤が6.9%増の5億7,700万ユーロと好調
欧州原子核研究機構(CERN)は8日、データセンターのホスティングに関する契約をハンガリー科学アカデミーのウィグナー物理学研究センター(WRCP)と交わしたと発表した。WRCPはCERNのデータセンターの処理能力の強化や
欧州議会は10日の本会議で、危険な化学物質の輸出入手続きに関するEU規則の改正案を賛成多数で可決した。EUは先進国で使用が禁止または制限されている有害化学物質が途上国にむやみに輸出され、人の健康や環境に被害が及ぶ事態を防
EU加盟国は10日に開いた閣僚理事会で殺虫剤、殺菌剤など殺生物性製品(医療・農業用を除く)の販売、使用に関する規制の改正案を採択した。加盟国によって異なる規制を調和し、認可手続きを簡素化する。新ルールは2013年9月に施
2012年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は1億4,200万ユーロで、前年同期から13%減少。食品成分部門が好調だったが、ポリマー部門が不振で収益が悪化した。売上高は2.6%減の22億9,000万ユーロ。 \
化学大手の独Beiersdorf(ハンブルク)が3日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益(EBIT)は1億8,300万ユーロとなり、前年同期比で13%増加した。接着剤部門Tesaが好調だったほか、コス
プリンティング(印刷)技術を用いて普通紙に直接スピーカーを印刷することにケムニッツ工科大学などの産学協同研究チームが成功した。印刷に使う紙はコピー用紙のような普通紙でよく、波型や凹凸、曲面などを自由にデザインできる。また
原料価格の高騰や印刷用紙の需要低迷に苦しむ製紙各社が、新規事業の開拓や事業整理で生き残りを模索している。フィンランド製紙大手UPMキュンメネは製紙工場の閉鎖などで生産能力を削減するとともに、製紙廃材を原料とする製品の開発
オランダ化学大手のロイヤルDSMは3日、米バイオ医療会社のケンシー・ナッシュを買収することで合意したと発表した。買収総額は3億6,000万ドル。これによりロイヤルDSMはバイオ医療部門を大きく強化する。 \ 米ペンシルベ
化学大手Wacker Chemieのルドルフ・シュタウディグル社長は4月27日、太陽電池セルの原料である高純度シリコンの需要が回復したことを明らかにした。第1四半期の販売規模は前年同期比で約50%拡大。工場は現在もフル稼
カーエアコン用の新規冷媒として2011年から欧州連合(EU)域内で販売される新車への使用が義務づけられた「R1234YF」について、EUの欧州委員会は今年末まで導入を猶予することを決めた。同製品を独占生産する米ハネウェル
ドイツ連邦統計局が4月30日発表した2012年3月の国内小売売上高は前年同月を名目で4.5%上回り、物価を加味した実質でも2.4%増加した。営業日数はともに27日。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目がプラス
ドイツ連邦統計局が4月27日発表した2012年3月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が3.1%となり、これまでに引き続き縮小した。エネルギーは13.1%増と大きく上がったものの、金属は低下。全体の上げ幅が減少した。前月比
化学大手の独BASFが4月27日発表した2012年1-3月期(第1四半期)の営業利益(EBIT、特別項目を除く)は25億3,200万ユーロとなり、前年同期から7.3%減少した。原料価格高騰分を顧客に転嫁しきれなかったこと