家畜への抗生物質投与、規制強化へ
イルゼ・アイクナー連邦食料・農業・消費者保護相は9日、家畜への抗生物質投与をこれまでよりも厳しく規制・監督する意向を明らかにした。各州の農業省と連携し、獣医師から畜主、家畜までの抗生物質の流れを定期的に記録することで使用 […]
イルゼ・アイクナー連邦食料・農業・消費者保護相は9日、家畜への抗生物質投与をこれまでよりも厳しく規制・監督する意向を明らかにした。各州の農業省と連携し、獣医師から畜主、家畜までの抗生物質の流れを定期的に記録することで使用 […]
ゲノムシーケンス解析サービスで欧州最大手のGATC Biotech(コンスタンツ)が好調だ。同社は企業・研究機関向けに最新鋭の技術を駆使した様々なシーケンシングサービスを提供しており、2010年の売上高は1,300万ユー
2種類の鏡像異性体(エナンチオマー)を含む混合気体で、それぞれのエナンチオマーを効率的に分離する新たな技術の開発に、カールスルーエ工科大学(KIT)とボーフム大学(RUB)の合同研究チームが成功した。金属有機構造体(MO
ハンガリーの大手製薬会社ゲデオン・リヒターが8日発表した2011年9月期連結決算は、純利益が404億フォリントと、前年同期から30%の大幅減益となった。販売・マーケティング費などの増大と金融収支の赤字が利益を圧迫した。
製薬・化学大手の独Merckが大がかりな組織再編に着手する。業務効率を引き上げてコストを削減することが狙いで、来年1月1日から管理職の階層を削減するほか、各国子会社に対する本社の統制力を強化。意思決定を速やかに下せる体制
2011年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は24億ユーロで、前年同期から3%減少。主力薬の販売が後発医薬品(ジェネリック薬)の投入で落ち込んだほか、為替変動で利益が目減りした。売上高は5%増の87億5,000万ユーロ
研究機器大手の独Sartorius(ゲッチンゲン)は10月26日、フィンランドの同業Biohitから液体ハンドリング事業を6,800万ユーロで譲り受けると発表した。当該事業のポートフォリオを拡充する狙い。取引はBiohi
スイス製薬大手のノバルティスは25日、全従業員の1%に相当する2,000人を削減すると発表した。経営環境の悪化を受けたリストラの一環で、向こう3~5年で実施する。これにより年2億ドル以上のコスト節減を図る。 \ 人員削減
製薬大手の独Merckは19日、パーキンソン病治療薬「Safinamid」の開発を中止すると発表した。市場でのポテンシャルが当初予定したよりも小さいと判断したため。すでに減損処理を終えているものの、今年第4四半期に約4,
スイスの製薬大手Novartisは25日の決算発表で従業員12万人のうち2,000人を削減すると発表した。製薬業界を取り巻く環境が厳しくなっていることに対応し、年間コストを2億米ドル以上、圧縮する考え。リストラ費用は約3
ドラッグストア大手dm-drogeriemarkt(カールスルーエ)は20日の年次記者会見で、2011年9月通期の売上高が初めて60億ユーロの大台に乗ったと発表した。売上全体の7割を占める国内事業が前年度比10.1%増と
欧州委員会は21日、スイス製薬大手ノバルティスと米同業ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)がオランダの鎮痛薬市場で後発医薬品(ジェネリック薬)の参入を不当に阻害している疑いがあるとして、競争法上の調査を開始
製薬大手の独バイエルが先月19日、ロシアのエカテリンブルグに本拠を置くユノナ・ホールディングと提携に向けた基本合意に調印していたことが、このほど明らかになった。現地生産のほか、開発、販売に共同で当たることを視野に入れてい
スイスの製薬大手Roche(バーゼル)は17日、米国のバイオ企業Anadys Pharmaceuticalsを株式公開買い付け(TOB)で買収すると発表した。ウイルス感染症治療薬事業を強化する狙い。TOBはAnadys経
スイスの製薬大手Roche(バーゼル)が13日発表した2011年7-9月期(第3四半期)の売上高は前年同期比14.5%減の98億2,000万スイスフランと大幅に落ち込んだ。フラン高が大きな足かせとなっており、各国現地通貨
欧州委員会は11日、処方薬の広告などに関する規則の改正案を公表した。2008年に示した改正案に修正を加えたもので、情報提供にかかわる厳格な規則の維持などを求める内容となっている。患者の利益向上と、不適当な宣伝からの患者の
欧州委員会は14日、イスラエルの後発医薬品最大手テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズが米セファロンを買収する計画を認可したと発表した。ただし、セファロンのナルコレプシー(過眠症)治療薬「プロビジル(一般名:モダフ
ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年8月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.4%下回った。比較対象の7月は同4.0%増(修正値)と大幅に伸びておりその反動が出た格好。国内売上が
製薬・化学大手Bayer(レバークーゼン)のマライン・デッカーズ社長は5日、日本法人設立100周年を記念する記者会見で「日本はわが社にとって今後も最も魅力的な市場の1つであり続ける」と述べ、現地事業の拡大に意欲を示した。
小野薬品工業は4日、独製薬大手Merckとライセンス契約を締結したと発表した。同社が創製し開発中の多発性硬化症治療薬「ONO-4641」の開発・販売権をMerckに供与するとともに、Merckの子会社Merck Sero
欧州医薬品流通大手の独Celesio(シュツットガルト)は10日、ブラジルの医薬品卸大手Oncoprodグループの資本60%を取得し買収すると発表した。成長市場の同国で勢力を強化する狙い。取引金額は明らかにしていない。メ
多剤耐性菌の新たな抗菌材として注目されている「アシルデプシペプチド」というタンパク質が細菌に作用するメカニズム(作用機序)の解明にボン大学を中心とする独英研究チームが成功した。細菌の細胞内にある酵素の調節機構に異常を引き
今年1月に施行された特許薬の価格取り決めに関する法令(AMNOG)で審査の第1号となっていたアストラゼネカの抗血小板剤、「チカグレロル」(製品名:ブリリック)の査定結果が4日、発表された。それによると、既存薬よりも優れた
米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、英ヘルス・ビューティケア大手アライアンス・ブーツのスキンケアブランド、「Boots Laboratories」の提携販売をドイツ、オーストリア、スイスで開
小野薬品工業は4日、独製薬大手メルクとライセンス契約を締結したと発表した。同社が創製し開発中の多発性硬化症治療薬「ONO-4641」の開発・販売権をメルクに供与するとともに、メルクの子会社メルクセローノが開発中のがん免疫
ブルガリアの製薬大手ソファーマは9月28日、セルビアの首都ベオグラード近郊に錠剤工場を開設した。同社は声明で、「新工場を中東欧の製薬市場で主要プレーヤーとなる足がかりとしたい」と述べた。 \ 新工場はセルビア同業 Iva
医薬品販売大手の独Celesio(シュツットガルト)は27日、薬剤給付管理大手の米Medco Health Solutionsとの合弁会社Medco Celesio B.V.から全面撤退すると発表した。理由は明らかにして
ドイツの公的健康保険の薬剤費支出動向をまとめた『医薬品処方レポート』の2011年版がこのほど発表された。それによると、2010年の国内薬剤費支出は297億ユーロで、前年に比べて4.3%(12億2,000万ユーロ)増加。処
欧州医薬品庁(EMA)は22日、抗肥満薬のオルリスタット(Orlistat)と肝障害の因果関係について詳細調査を開始すると発表した。オルリスタットを服用した患者の中で、ごく少数ながら急性肝不全など重篤な肝障害を起こすケー
スイスのファインケミカルメーカーLonza(バーゼル)は16日、シンガポール証券取引所(SGX-ST)で株式公開する計画を発表した。現地でのプレゼンスと資金調達を強化する狙い。第4四半期の上場を見込む。 \ 同社は医薬品
スイスの製薬大手Rocheがギリシャの一部の国営病院に対し医薬品の供給を停止した。米『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が報じ、同社が追認した。支払いが3~4年も滞っている病院があるためと事情を説明している。スペインの
DNAなどの核酸を効果的に動物細胞内に導入する新たなトランスフェクション試薬の開発にバイロイト大学の研究チームが成功した。同試薬はPDMAEMAと呼ばれるポリマーをDNAの運び屋(ベクター)として利用、従来はウイルスを利
患者の絶対数が少なく採算が取れないとして製薬会社がこれまで開発に消極的だった希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)への関心が高まっている。巨額の売り上げをもたらすブロックバスター(年商10億ドル以上の医薬品)の開発・上市
ロシア政府系ナノテク企業のロスナノが、ナノテクノロジーを利用した英国の医療ベンチャー「Pro Bono Bio」に出資する。同ベンチャーを立ち上げた医薬分野専門の英投資ファンド、ケルティック・ファーマによると、ロスナノは
ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年7月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.1%増(暫定値)と急増し、6月の同0.1%減(修正値)から大幅に改善した。プラス成長は3カ月ぶり。国内売上が4.
金融・経済危機の直撃を受けていた独バイオテクノロジー業界が活力を取り戻しているようだ。Evotecは6日、アルツハイマー治療薬の開発でスイス製薬大手ロシュと提携すると発表。また、バイオ検査機器・診断サービス大手のQiag
特許薬業界団体の研究開発型製薬工業会(VfA)は8日、昨年夏に導入された特許薬強制割引制度は見直しの必要があるとの見解を表明した。公的健康保険が今年上半期に大幅な黒字を計上するなど、公的健保財政が導入当時から大きく改善し
独薬剤師団体全国連盟(ABDA)などの医薬品業界団体は1日、偽造医薬品の流通防止システム開発プロジェクト「securPharm」を立ち上げたと発表した。2次元バーコードをパッケージに印刷し、薬局に設置されたバーコードリー
クモの糸をワイヤーに使用して人工皮膚を培養することにハノーバー医科大学の研究チームが成功した。クモの糸は弾性や耐熱性に優れるほか、生体親和性や環境適合性が高く、「夢の素材」として注目を集めている。細胞の3次元培養の担体と
独化学工業会(VCI)が5日発表した2011年第2四半期の業界生産高(製薬を含む)は前期比で0.6%減少した。比較対象の第1四半期の業績が極めて良好だったことの反動が出たほか、営業日数が少なかったことが響いた格好で、業界
ドイツ後発医薬品大手のシュターダは30日、後発生物製剤(バイオシミラー)の開発・販売に関し、ハンガリー製薬大手のゲデオン・リヒターと2件の契約を結んだと発表した。 \ 1件目の契約でシュターダは、欧州および独立国家共同体
後発医薬品大手の独Stada(バート・フィルベル)は30日、ハンガリーの製薬大手Richterと提携すると発表した。バイオ医薬品の後発薬(バイオシミラー)の開発で提携。市場投入を目指す。 \ 両社はRocheの分子標的型
ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年6月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.1%増(暫定値)となり、5月の同0.9%減から改善した。国内売上が0.2%増加。ユーロ圏外も0.6%拡大した。ユ
製薬・化学大手の独Bayer(レバークーゼン)が工場の国外移転を視野に入れ始めた。原発廃止の前倒しが決まったことで、ドイツの電力料金上昇が避けられなくなったためだ。同社のマライン・デッカー社長が経済誌『ヴィルツシャフツヴ
ドイツ化学工業会(VCI)は3日、独製薬・化学業界の2010年の研究・開発(R&D)投資額が前年比8%増の94億ユーロに拡大したと発表した。景気回復に伴い、これまで投資を抑制していた化学企業が拡大に転じたため額
HIV(エイズウイルス)に感染した従業員を解雇することは通常、道義的、法的に許されない。日本でも感染を理由とする解雇を無効とする判決がすでに出ている。だが、試用期間中の社員に限るとドイツでは解雇しても法的に問題がないよう
スロベニアの後発医薬品メーカー、クルカが7月28日発表した今年上半期の最終利益は9,240万ユーロとなり、前年同期から1.3%増加した。売上高は6%増の5億2,880万ユーロ。国外売上高が9割を占めた。特に中東欧市場が好
複合企業の独Bayerが国外子会社で業務の集約に取り組む計画だ。昨年11月に打ち出したコスト削減プログラムの一環で、これまで農薬、医薬品、樹脂の3部門がそれぞれ個別に行ってきた人事、財務、調達などの業務を各国の統括会社に