独経済に冷や水、中国株と中東問題が輸出に影
ドイツ経済はクリスマスとジルベスターのほろ酔い気分が覚めない年明け早々、冷や水2杯を立て続けに浴びせられた。1つは中国株の急落、もう1つはイランとサウジアラビアの外交関係の大幅な悪化だ。景気の現状と見通しは年末時点で比較 […]
ドイツ経済はクリスマスとジルベスターのほろ酔い気分が覚めない年明け早々、冷や水2杯を立て続けに浴びせられた。1つは中国株の急落、もう1つはイランとサウジアラビアの外交関係の大幅な悪化だ。景気の現状と見通しは年末時点で比較 […]
ロシア産天然ガスをバルト海経由で直接ドイツに運ぶパイプライン「ノルド・ストリーム」の拡張計画をめぐり、一部の欧州連合(EU)加盟国がドイツへの反発を強めている。EUはウクライナ危機を契機にエネルギー分野で脱ロシア依存を図
ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相は1月4日、現地テレビ局のインタビューで、黒海沿岸のヴァルナ近郊に天然ガスの国際輸送基地を整備する考えを改めて強調した。ロシア産ガスを南東欧向けに輸送する「トルコ・ストリーム」プロジェクト
EU加盟国は12月17、18日に開いた首脳会議で、英国がEU残留のため必要と主張しているEUの制度改革について協議し、2月の首脳会議での決着を目指して話し合いを続けることで合意した。英政府が提示した改革案のうち、事実上の
EU加盟国は12月18日に開いた大使級会合で、ウクライナ情勢を受けたロシアに対する経済制裁を6カ月間延長することで合意した。2016年1月末に迫った期限を7月末まで延ばす。 EUはロシアによるクリミア併合を受け、14年8
ロシア産天然ガスをバルト海経由で直接ドイツに運ぶパイプライン「ノルド・ストリーム」の拡張計画をめぐり、一部のEU加盟国がドイツへの反発を強めている。EUはウクライナ危機を契機にエネルギー分野で脱ロシア依存を図るため、調達
EUとセルビアは12月14日に開いた閣僚級の加盟協議で、「セルビアとコソボの関係正常化」「金融管理」2分野での加盟交渉を開始した。セルビアは2014年1月に加盟交渉を開始していたが、具体的な分野での協議入りは初となる。
欧州自動車工業会(ACEA)が12月15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の11月の新車販売(登録)台数は108万5,259台となり、前年同期から13.7%増加した。販売増加は27カ月連続。排ガス不正問題で揺れる独フ
EU統計局ユーロスタットが12月14日発表したユーロ圏の10月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.6%上昇し、3カ月ぶりに伸びを記録した。中間財を除いて伸びた。(表参照) 分野別では前月にマイナスだった
EU統計局のユーロスタットが12月16日発表した11月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は前年同期比0.2%となり、速報値の0.1%から0.1ポイント上方修正された。(表参照) インフレ率は前月を0
EUとウクライナの自由貿易協定(FTA)が1月1日に発効した。今後10年で関税は段階的に撤廃される。ウクライナはFTAによりEUとの経済的な結びつきを強め、関係強化につなげる。 EUとウクライナのFTAは2014年6月に
ロシアのプーチン大統領は12月15日、法定最低賃金を1月から月額6,204ルーブル(約80ユーロ)に引き上げる法令に署名した。2015年の法定最低賃金5,965ルーブルに比べ4%の増加となる。ロシア統計局によると、9月の
トルコ統計局(TUIK)が10日発表した2015年7~9月期の国内総生産(GDP)実質伸び率は前年同期比4%となり、前期の同3.8%から拡大した。これは予想の2.7%を大きく上回る水準。前期比では1.3%の増だった。 同
トルコ統計局(TUIK)が8日発表した15年10月の鉱工業生産高(稼動日調整済み)は前年同月比で4.6%拡大し、9カ月連続でプラスとなった。上げ幅は前月の2.8%から1.8ポイント拡大した。前月比(季節・稼働日数調整済み
ロシアのプーチン大統領は9日の閣議で、ウクライナが30億米ドルに上る債務の返済に応じなければ国際的な仲裁機関に提訴する方針を確認した。同債務は今月20日に償還期限を迎える。ウクライナのヤツェニュク首相は、返済の義務はない
ベラルーシとベトナムは8日、ハノイで開かれた二国間ビジネスフォーラムで幅広い分野の輸出に関する協定を交わした。ベラルーシ国営通信社ベルタによると、これに伴って決まったベトナムへの輸出の契約額は2,400万米ドルと過去最大
フランクフルト国際空港の運営会社フラポートは14日、同社を中心とするコンソーシアムがギリシャの14空港の運営権を取得する契約に調印したと発表した。国営資産の民営化に否定的なチプラス政権が成立したことで、一時は同運営権を取
欧州連合(EU)とウクライナは7日、予定通りに2016年1月1日付で自由貿易協定(FTA)を発効させる方針で一致した。ただ、ウクライナを影響下にとどめたいロシアはEUとのFTAに猛反発しており、協定が発効した場合、ウクラ
ハンガリーのヴァルガ経済相は14日、新築住宅に対する付加価値税(VAT)の税率を現行の27%から5%に引き下げる方針を明らかにした。減税で住宅需要を押し上げるのが狙い。税収減は住宅販売の増加で補えると説明している。早けれ
チェコ統計局が7日発表した10月の鉱工業生産高は前年同月比で3.8%拡大し、11カ月連続でプラスとなった。稼働日調整ベースでは6.4%の上昇。前月比(稼働日、季節調整済み)でも1.5%上昇した。新規受注高の上昇率は6.5
EU統計局ユーロスタットは8日、2015年7~9月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによるとユーロ圏では個人消費が前期比0.4%増となり、上げ幅は前期から0.1ポイント拡大したが、0.1%増だった設備投資
EU統計局のユーロスタットがこのほど発表した最新の研究開発(R&D)投資統計によると、域内28カ国の2014年のR&D投資は総額約2,830億ユーロとなり、10年前の1,943億ユーロから急増した。た
欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した11月のロシア乗用車・小型商用車販売台数は13万1,572台となり、前年同月から42.7%減少した。比較対象となった昨年11月に、ルーブル安に伴う値上がりを見越した駆け込み需要で販
トルコ統計局(TUIK)が10日発表した2015年7~9月期の国内総生産(GDP)実質伸び率は前年同期比4%となり、前期の同3.8%から拡大した。これは予想の2.7%を大きく上回る水準。前期比では1.3%の増だった。 同
EUの金融取引税導入をめぐる調整が難航している。独仏などユーロ圏11カ国で2016年1月から導入することになっていたが、8日に開いた財務相理事会では制度の詳細を詰めることができず、延期が決定。来年半ばの合意を目指すことに
欧州委員会は10日、EUの預金保護制度に関する新ルールの導入を怠っているイタリアなど10カ国に対して、早急の対応を正式に求めたことを明らかにした。対象国は2カ月以内の対応を求められる。 EUは1994年、銀行が破綻した際
ギリシャ政府は11日、欧州委員会など国際債権団との協議で、追加金融支援の条件となる新たな構造改革について合意したと発表した。これを受けて、総額最大860億ユーロに上る支援の第1弾の未供与分である10億ユーロの融資が年内に
EUとウクライナは7日、予定通りに2016年1月1日付で自由貿易協定(FTA)を発効させる方針で一致した。ただ、ウクライナを影響下にとどめたいロシアはEUとのFTAに猛反発しており、協定が発効した場合、ウクライナに対する
欧州連合(EU)とベトナムは2日、ブリュッセルで自由貿易協定(FTA)の合意文書に署名した。EU加盟国の正式承認と欧州議会およびベトナム国会での批准手続きを経て、2018年の発効を目指す。 EUにとってベトナムは、東南ア
ドイツの下院である連邦議会は4日、米国、フランスなどの有志連合が展開する過激組織「イスラム国(IS)」への掃討作戦を後方支援する計画を賛成多数で承認した。ウルズラ・フォンデアライエン国防相は「(ISによる)パリのテロ攻撃
ロシアとドイツを結ぶバルト海天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」の拡張計画に、中東欧諸国が強く反対している。ロシア資源への依存縮小を目指す欧州エネルギー戦略に反するほか、欧州向けガスの経由国の利益を損なうという主張
トルコのダウトオール首相は3日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談し、同国産天然ガスをトルコ経由で欧州に輸出する「アナトリア横断パイプライン(TANAP)」の建設を加速することで合意した。ロシアとの関係が悪化する中、
ハンガリー中央統計局が11月27日発表した2015年8-10月の失業率は6.4%となり、前年同期から0.7ポイント低下した。これは過去10年間で最低の水準。失業者数は29万人で、2万7,000人減少した。 年齢層別にみる
ハンガリーのリサイクル企業ホマテク・リサイクリング(Homatech)は先ごろ、首都ブダペスト近郊のサーズハロムバッタにゴム製品のリサイクル工場を建設すると発表した。新工場では年間3万トンの古タイヤ及びゴム廃棄物を利用し
チェコ統計局(CSU)が11月30日発表した2015年10月の失業率(季節調整済み)は4.8%となり、前年同月比で1.1ポイント低下した。1月の5.9%から徐々に低下し、リーマンショック後の金融危機で景気後退に陥った20
トルコ統計局(TUIK)が3日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で8.10%上昇した。物価上昇率は7月に6.81%まで下がったものの、再び加速傾向にあり、今年の最高水準を記録した。 品目別に見ると、「宿
トルコ議会は先ごろ、再生可能エネルギーに対する投資拡大を目的とする新たな法案を採択した。再可エネ用設備に対する投資を「優先投資」と見なし、付加価値税(VAT)や関税の免除、税額控除、利子補給などの優遇措置を適用する。一連
ノルウェーの国営石油会社スタトイルは1日、アドリア海横断パイプライン(TAP)プロジェクトからの撤退を明らかにした。同社が保有する特定目的会社の株式20%をイタリアのガス会社スナムに1億3,000万ユーロで売却する。 T
カザフスタンは11月30日、世界貿易機関(WTO)に正式加盟した。1995年の加盟申請から20年を経て、162番目の加盟国となった。WTOはすでに6月、同国の加盟を承認していた。 WTO加盟により、同国は輸入関税の平均税
ノルウェーの国営石油会社スタトイルは1日、アドリア海横断パイプライン(TAP)プロジェクトからの撤退を明らかにした。同社が保有する特定目的会社の株式20%をイタリアのガス会社スナムに1億3,000万ユーロで売却する。 T
欧州委員会は3日、米ファストフード大手マクドナルドがルクセンブルクから受けた税優遇措置がEU法に違反する疑いがあるとして、本格調査を開始したと発表した。最終的に違法と判断した場合、ルクセンブルクは多額の追徴課税を命じられ
EUとベトナムは2日、ブリュッセルで自由貿易協定(FTA)の合意文書に署名した。EU加盟国の正式承認と欧州議会およびベトナム国会での批准手続きを経て、2018年の発効を目指す。 EUにとってベトナムは、東南アジア諸国連合
デンマークで3日、司法内務分野におけるEUとの連携拡大の是非を問う国民投票が実施され、反対53.1%、賛成46.9%で政府の提案は否決された。パリ同時テロや深刻化する難民問題を受け、政府はEUとの連携拡大の必要性を訴えて
EU加盟国は4日、ブリュッセルで内相理事会を開き、テロ対策の一環として、旅客機の乗客予約記録(PNR)を加盟国が共有する制度を導入するための法案の内容で合意した。EUと域外を結ぶすべての便について、航空会社に旅客情報の提
EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の11月のインフレ率(速報値)は前年同月比0.1%となり、前月と同水準だった。物価の上昇は2カ月連続。ただ、依然として欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%程度を大きく割り込
ユーロ圏で景気の緩やかな回復に伴い、雇用も改善が進んでいる。EU統計局ユーロスタットが1日発表した10月の失業率(速報値・季節調整済み)は10.7%で、前月から0.1ポイント低下。2012年1月以来3年9カ月ぶりの低水準
EU離脱の是非を問う国民投票の実施を予定している英国のキャメロン首相は、残留の条件として求めているEUの制度改革をめぐる協議の年内の妥結を断念した。首相府が3日明らかにした。 英国では同国民投票が2017年末までに実施さ
EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の10月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比2.5%増となり、22カ月連続で伸びた。前月は2.9%増だった。(表参照) 分野別では食品・飲料・たばこが1.1%増、
EU統計局ユーロスタットは2日、ユーロ圏の10月の生産者物価(建設業を除く)は前年同期比で3.1%下落したと発表した。前月は3.2%の下落だった。(表参照) 分野別では中間財が1.9%、エネルギーが9.7%、非耐久消費財
ロシア政府は1日、トルコによるロシア機撃墜に対する制裁措置として決めたトルコ製品輸入禁止の対象品目のリストを発表した。農産物を中心とする17品目が対象で、来年1月1日から実施する。 輸入禁止の対象となるのはトマト、キュウ