石油・石炭・ガス

中東欧7カ国、ノルド・ストリーム拡張計画に異議

ロシアとドイツを結ぶバルト海天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム」の拡張計画に、中東欧諸国が強く反対している。ロシア資源への依存縮小を目指す欧州エネルギー戦略に反するほか、欧州向けガスの経由国の利益を損なうという主張 […]

欧州投資銀、スロベニアに5億ユーロ融資

欧州投資銀行(EIB)はこのほど、スロベニアに対し5億ユーロを融資すると発表した。欧州連合(EU)の助成を受けて実施される戦略的プロジェクトに共同融資するもので、情報技術(IT)、交通インフラ、エネルギー、環境保護、保健

スタトイル、アドリア海横断パイプラインから撤退

ノルウェーの国営石油会社スタトイルは1日、アドリア海横断パイプライン(TAP)プロジェクトからの撤退を明らかにした。同社が保有する特定目的会社の株式20%をイタリアのガス会社スナムに1億3,000万ユーロで売却する。 T

ロシアの対トルコ制裁、農産物など17品目対象に

ロシア政府は1日、トルコによるロシア機撃墜に対する制裁措置として決めたトルコ製品輸入禁止の対象品目のリストを発表した。農産物を中心とする17品目が対象で、来年1月1日から実施する。 輸入禁止の対象となるのはトマト、キュウ

スタトイル、アドリア海横断パイプラインから撤退

ノルウェーの国営石油会社スタトイルは1日、アドリア海横断パイプライン(TAP)プロジェクトからの撤退を明らかにした。同社が保有する特定目的会社の株式20%をイタリアのガス会社スナムに1億3,000万ユーロで売却する。 T

ガスプロム、ウクライナ向けガス供給を停止

ロシア国営ガス会社ガスプロム(Gazprom)は11月25日、ウクライナへの天然ガス供給を停止した。ウクライナの国営ガス会社ナフトガス(Naftogas)が、新規供給分の代金を前払いしていないというのが理由。ガスプロムの

輸入物価の下げ幅6カ月連続で拡大、10月4.1%に

ドイツ連邦統計局が11月27日発表した2015年10月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比4.1%減となり、下げ幅は6カ月連続で拡大した。エネルギー価格が30.0%減と大幅に下落したことが最大の押し下げ要因。

インフレ率2カ月連続で上昇、11月0.4%に

ドイツ連邦統計局が11月30日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比0.4%増となり、2カ月連続で上昇した。エネルギーの下げ幅が前月の同8.6%から7.5%に縮小したほか、食料品の上げ幅が同1.6%から2.3%に拡大し

RWE―再可エネ事業などを子会社化、来年末までにIPO―

エネルギー大手の独RWEは1日、再生可能エネルギー、送配電、販売事業を分社化したうえで新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。将来性の高い事業を株式市場にデビューさせて配当を受け取ることでRWE本体の財務力を向上。原

ガスプロム、ウクライナ向けガス供給を停止

ロシア国営ガス会社ガスプロムは25日、ウクライナへの天然ガス供給を停止した。ウクライナの国営ガス会社ナフトガスが、新規供給分の代金を前払いしていないというのが理由。ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は

仏工業ガス大手エア・リキード、米エアガスを買収

工業ガス大手の仏エア・リキードは11月17日、米同業エアガスを103億ドルで買収することで合意したと発表した。これによって世界最大の市場である米国での事業基盤を大きく強化し、売上高で世界最大の工業ガスメーカーとなる。 エ

アリアンツ―石炭採掘・発電会社から資金引き上げ―

保険大手アリアンツ(ミュンヘン)のオリファー・ベーテ新社長は24日、石炭採掘・発電会社への投資を今後は行わないと発表した。石炭の利用は地球温暖化の大きな原因となっていることから、地球の平均気温上昇を産業革命前に比べ2度未

エア・リキード―米エアガス買収で世界最大手奪還―

工業ガス大手の仏エア・リキードは17日、米同業エアガスを103億ドルで買収することで合意したと発表した。これにより世界最大の市場である米国での事業基盤を大きく強化。業界世界最大手の地位を独リンデから奪還する。 エア・リキ

新パイプラインを整備、墺・ハンガリー・ルーマニアが共同で

ハンガリー、ルーマニア、オーストリアの3国が共同で、ハンガリーにガスパイプラインを整備する計画だ。欧州連合(EU)が計画する域内エネルギー運輸インフラ整備の一環で、ハンガリー中部ケチュケメート近郊のヴァーロシュフェルド(

ルーマニア石油大手OMVペトロム、R&Dセンターを刷新

墺石油大手OMVのルーマニア子会社であるOMVペトロム(OMV Petrom)は18日、南部クンピナにある調査・技術設計研究所(ICPT)の設備を刷新したと発表した。新たに採掘物サンプルの貯蔵施設を設けたほか、研究施設を

仏工業ガス大手エア・リキード、米エアガスを買収

工業ガス大手の仏エア・リキードは17日、米同業エアガスを103億ドルで買収することで合意したと発表した。これによって世界最大の市場である米国での事業基盤を大きく強化し、売上高で世界最大の工業ガスメーカーとなる。 エア・リ

ビルフィンガー

建設・ファシリティマネジメント大手の独ビルフィンガーは16日、仏石油大手トタルから製油所の保守業務を受注したと発表した。独中部のロイナにある製油所の保守を今後6年間、引き受ける。受注額は1億ユーロ強。

MOL、伊エニからスロバキア下流事業を買収

中欧最大の石油会社であるハンガリーのMOLは11日、伊同業のエニからスロバキアの販売事業を100%買収する契約を結んだ。これによって同国のガソリンスタンド網が40店舗から57店舗に拡大するほか、スロベニアの首都リュブリャ

10月インフレ率、6月の水準まで回復

ドイツ連邦統計局は12日、10月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.3%、前月比がプラスマイナス0%で、速報値と変わりがなかった。前年同月比のインフレ率は5月の0.7

卸売物価、10月は-1.6%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2015年10月の卸売物価指数は前年同月比1.6%減となり、これまでに引き続き低下した。石炭・石油製品が17.8%下がって全体を強く押し下げた格好。このほか、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(5

シーメンス―16年9月期は増収増益予想、リストラ効果で―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は12日の決算発表で、2016年9月期は売上高と利益がともに増加するとの見通しを示した。景気は低迷しているものの、組織再編が効果を発揮。事業の売買と為替要因を除いた実質の売上高で15年

エーオン―過去最大の赤字に、分社化で巨額減損―

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)が11日発表した2015年1-9月期決算の純損失は61億100万に達し、前年同期の1,400万ユーロから大幅に膨らんだ。赤字額は過去最大。来年1月に予定する火力発電事業の分社

RWE―石炭発電と英事業が足かせに―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)が12日発表した2015年1-9月期の営業利益は前年同期比8.9%減の26億4,800万ユーロに縮小した。再生可能エネルギー由来の電力を優遇する政策のしわ寄せで石炭発電事業が振るわない

独エーオン、過去最大の赤字に

独エネルギー大手のエーオンが11日発表した2015年1~9月期決算の最終損益は61億100万ユーロの赤字だった。赤字幅は過去最大で、前年同期の1,400万ユーロから大幅に膨らんだ。来年1月に予定する火力発電事業の分社化に

MOL、伊エニからスロバキア下流事業を買収

中欧最大の石油会社であるハンガリーのMOLは11日、伊同業のエニからスロバキアの販売事業を100%買収する契約を結んだ。これによって同国のガソリンスタンド網が40店舗から57店舗に拡大するほか、スロベニアの首都リュブリャ

ランクセス―営業益予測引き上げ―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は5日の決算発表で、2015年12月期の営業利益見通しを引き上げた。競争力強化に向けた取り組みが奏功し収益力が高まっているためで、営業利益(EBITDAベース、調整済み)を従来予測の「8億

送電料金が大幅上昇見通し、東部の産業向けは20%以上

ドイツの送電料金は来年、大きく上昇する見通しだ。連邦ネットワーク庁の文書をもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が7日報じたもので、東部地区の産業向け電力は平均20%以上、上昇。一般消費者向けも平均で約6%上がり、1

MOL、ノルウェー領北海事業を強化

中欧石油最大手のMOL(ハンガリー)は6日、ノルウェー領北海における探査事業を拡大すると発表した。5鉱区の免許入札への参加に加え、ノルウェー同業から3鉱区の部分権益を取得する。入札結果は来年1月に明らかになる。 免許入札

セルビア、多分野でカナダと提携強化

セルビアとカナダが経済分野での提携を強化する。カナダ・セルビア・ビジネス協会(CANSEE)が4日にベオグラードで開催した両国初のビジネスフォーラムで、特に資源開発、エネルギー、水力発電建設、製薬分野での提携に力を入れる

リンデ

工業ガス大手の独リンデが10月28日発表した2015年7-9月期決算(第3四半期)の営業利益(EBIT)は5億800万ユーロとなり、前年同期比で55.4%増加した。米国を中心に主力の工業ガス部門が好調で、プラント部門の不

独シュマク、ブルガリアにバイオガスプラントを設置

ドイツの中堅バイオガスプラント・メーカーであるシュマク・バイオガス(フィースマン・グループ)は11月1日、ブルガリアの開発会社バルカニカ・エナジーと共同で、中部ガブロヴォ近郊のヴェルコフツキにバイオガスプラントを設置する

インフレ率が5カ月ぶりに上昇、10月0.3%に

ドイツ連邦統計局が10月29日に発表した同月の消費者物価指数は前年同月比0.3%増(速報値)となり、インフレ率(消費者物価の変動率)は5カ月ぶりに上昇した。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーの下落幅が前月の9.3%か

輸入物価指数が10年4月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した2015年9月の輸入物価指数(2010年=100)は前年同月比4.0%減の99.6へと低下し、10年4月以来の低水準となった。エネルギー価格が31.9%減と大幅に下落したことが最大の

ルフトハンザ―利益見通し引き上げ―

独航空最大手のルフトハンザ(フランクフルト)は10月29日の決算発表で、2015年12月期の営業利益(EBIT、調整済み)見通しを引き上げた。夏季バカンス客の需要が伸びて7-9月期(第3四半期)の業績が好調だったほか、燃

ハンガリー石油大手MOL、エニの国内下流事業を買収

中欧石油最大手のMOL(ハンガリー)は21日、イタリア同業エニの国内下流事業を買収すると発表した。中東欧事業の拡大戦略に沿ったもので、小売市場でのシェア拡大を通じて流通経路を広げ、中核の石油精製事業の強化につなげる。独禁

ハンガリー、サウジと原子力エネルギー分野の協力で合意

ハンガリーのセスターク国家開発相は19日、サウジアラビアのリヤドで同国のアブドラ国王原子力・再生可能エネルギー都市(K.A.CARE)のヤマニ総裁と会談し、原子力エネルギーの開発分野で協力することで合意した。エネルギー調

褐炭発電2.7GW削減で政府と電力3社が合意

ドイツ連邦経済省は24日、国内の褐炭発電を計2.7ギガワット(2,700メガワット)削減することで、発電事業者RWE、バッテンフォール、Mibragの3社と合意したと発表した。二酸化炭素(CO2)排出削減目標の達成に向け

BASF―業績予測引き下げ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は27日の決算発表で、2015年12月期の業績予測を引き下げた。7-9月期(第3四半期)決算の不振を受けた措置で、「前期(14年12月期)実績の743億2,600万ユーロを

ハンガリー石油大手MOL、エニの国内下流事業を買収

中欧石油最大手のMOL(ハンガリー)は21日、イタリア同業エニの国内下流事業を買収すると発表した。中東欧事業の拡大戦略に沿ったもので、小売市場でのシェア拡大を通じて流通経路を広げ、中核の石油精製事業の強化につなげる。独禁

EnBW―ガス販売独3位に、資産交換で―

エネルギー大手のEnBWは16日、自治体系の地域エネルギー事業者EWEと資産交換を実施すると発表した。原子力発電に強く依存したこれまでの事業のあり方を改めることが狙いで、同取引により天然ガス販売事業を大幅に強化。国内ガス

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