2013年9月4日

「現代自は事業所委を抑圧」、労組がOECDに提訴へ

独金属労組IGメタルは現代自動車を経済協力開発機構(OECD)に提訴する意向だ。ドイツ法人の事業所委員会の活動を不当に制限したり、事業所委員を威圧していると判断したため。『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が3 […]

協定賃金の上昇率鈍化、第2四半期1.9%に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した2013年第2四半期の協定賃金指数(一時金や夜間手当などの特別手当を含む)は前年同期比の上昇率が平均1.9%となり、インフレ率(1.5%)をやや上回る水準にとどまった。12年第3四半期

「労働市場は安定」、8月失業率横ばいに

ドイツ連邦雇用庁(BA)が8月29日発表した同月の失業者数は前月から3万2,000人増の294万6,000人となり、やや増加した。夏季バカンスシーズンが本格化したことが大きく、失業率は横ばいの6.8%を維持。BAのフラン

インフレ率が低下、8月1.5%に

ドイツ連邦統計局が8月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.5%増となり、増加幅は前月の1.9%から縮小した。エネルギー価格の上げ幅が前月の2.9%から0.4%へと大きく低下。全体が強く押し下げられ

輸入物価7カ月連続で下落、7月-2.6%に

ドイツ連邦統計局が8月28日発表した2013年7月の輸入物価指数(2005年=100)は115.7となり、前年同月比で2.6%低下した。前年同月を下回るのは7カ月連続。世界経済の減速を背景にエネルギーや資源、素材の輸入価

独消費者景況感7カ月ぶりに悪化

市場調査大手のGfKが8月28日発表したドイツ消費者景況感指数の9月向け予測値は6.9となり、8月の確定値(7.0)から0.1ポイント低下した。同指数の悪化は7カ月ぶり。高額商品の購入意欲は高まったものの、景気と所得の見

小売売上、7月は営業日数効果で名目4.2%増に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した2013年7月の小売売上指数(自動車販売店を除く)は前年同月を名目で4.2%上回った。比較対象の12年7月に比べ営業日数が1日多かったことが大きく、物価を加味した実質でも2.3%増加し

中国製太陽光パネルに不当な公的補助、欧州委が認定

欧州連合(EU)の欧州委員会は8月28日、中国の太陽光パネルメーカーが政府から不当な公的補助を受けていると認定したことを明らかにした。これを受けてEUが中国製品に反補助金関税を課す可能性があり、反ダンピング措置の中止で一

Siemens AG―充電ステーション事業から撤退―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が電気自動車(EV)用の充電ステーション事業から撤退する。市場拡大のスピードが予想を大きく下回り、需要も小さいため。3日付『ヴェルト』紙が報じ、同社が追認した。 \ Siemens

ハンコックタイヤ―「Sクラス」にタイヤ供給―

韓国のハンコックタイヤは2日、独Daimlerの旗艦モデル「Sクラス」にタイヤを供給すると発表した。Sクラスへの供給は初めて。同社は高級メーカーとの取引を増やしてブランドイメージを向上させ、交換タイヤ市場でも競争力を高め

現代自―欧州向け「i10」の生産を印からトルコに移管―

現代自動車はスモールカー「i10」の欧州市場向けの生産をインドからトルコに移管する。輸送費の削減が主な狙い。トルコの人件費が低いことや、生産の柔軟性が高いことも移管決定を後押しした。欧州法人のアラン・ラッシュフォース社長

Mahle GmbH―円安など響く、5%減収に―

自動車部品大手の独Mahle(シュツットガルト)が2日発表した2013年6月中間期の売上高は30億3,000万ユーロで、前年同期から5.4%減少した。自動車市場の低迷のほか、円安などが響いた格好。13年12月期の売上高に

Schaeffler AG―売上予測引き下げ―

ベアリング大手の独Schaefflerは8月28日の決算発表で、2013年通期の売上成長率を従来予測の4%から2%に下方修正した。産業向け部門の業績が振るわないため。営業利益(EBIT)については従来予測の約14億7,0

Gildemeister AG―増資へ―

独工作機械大手Gildemeister(ビーレフェルト)の取締役会は8月28日、株主割当増資計画を決議した。2億1,000万ユーロを調達して国外事業の強化などに充てる考え。戦略提携する森精機は増資に応じる。 \ 既存株4

Styrolution Group GmbH―Ineosが完全買収の方向―

化学大手のBASFとIneosの合弁会社Styrolution(フランクフルト)をIneosが完全買収する見通しだ。Styrolutionのロベルト・グラルドーニ社長が8月28日明らかにしたもので、来年にも取引が成立する

Nokia Oyj―携帯端末事業をMicrosoftに売却―

フィンランドの通信機器大手Nokia(エスポー)は3日、携帯端末事業を米Microsoftに売却すると発表した。取引金額は54億4,000万ユーロ。当局の承認を経て取引が成立すると、同社の事業規模は半分に縮小する。今後は

Deutsche Telekom AG―ポーランドでCATV事業者買収か―

独電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)が東欧事業の見直しを検討しているもようだ。ドイツ版『ウォール・ストリート・ジャーナル』が8月29日報じたもので、ポーランドではケーブルテレビ(CATV)事業者Nei

Deutsche Lufthansa AG―円安などが懸念材料に―

独航空大手Lufthansa(フランクフルト)の懸念材料が増えている。中東情勢の緊迫に加え、アジア事業でマイナス要因が増えているためだ。クリストフ・フランツ社長が日曜版『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。

RWE AG―洋上風力パークの建設許可取得―

独エネルギー大手のRWE(エッセン)は8月28日、再生可能エネルギー子会社RWE Innogyが洋上風力発電パークを北海に建設する計画が連邦海運・水路庁(BSH)から許可されたと発表した。RWEは発電事業に占める再可エネ

Alno AG―黒字転換―

キッチン家具大手の独Alno(プレンドルフ)が8月30日発表した2013年上半期決算の最終損益は60万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(810万ユーロ)から改善した。黒字転換は数年ぶり。大幅な値上げが奏功した格好。売上

Manufaktur Roedental GmbH―経営破たん―

高級陶器人形「フンメル人形」の製造元であるManufaktur Roedental(レーデンタール)が会社更生手続きの適用をコーブルク区裁判所に申請していたことが8月27日、分かった。数カ月前から給料が支給されていなかっ

ファーストリテイリング―来春ドイツ進出へ―

ファーストリテイリングは8月29日、ドイツへの進出計画を発表した。2014年春に首都ベルリンにユニクロのグローバル旗艦店をオープンする。同国を欧州市場での基盤を築くうえで最も有望な市場と考えている。今後はスペインのバルセ

サムスン電子

サムスン電子は9月4日、国際見本市IFAベルリンショーでスマートウォッチを世界初公開する。同社がdpa通信などに明らかにしたもので、製品名は「Galaxy Gear」。業界関係者の予想に反してフレキシブルディスプレーは搭

Osram

照明大手の独Osramは2日、自動車用の有機発光ダイオード(OLED)を遅くとも2016年までに量産化する計画を明らかにした。すでに実用化のメドを立てており、来年にはオプション装備として提供する意向。テールライトとブレー

DBの信号・分岐制御システム老朽化

マインツ中央駅で信号扱所のスタッフ不足からダイヤが大きく乱れたことをきっかけにドイツ鉄道(DB)の信号・分岐システムの「古さ」がクローズアップされている。全国3,392カ所の信号扱い所のうち電子制御式は12%に過ぎず、ボ

「国内乗用車市場に安定化の兆し」=業界団体

独自動車工業会(VDA)は3日、国内の乗用車市場に安定化の兆しが出てきたとの見方を示した。8月の新車登録台数は減少したものの、営業日数のマイナス効果を除いた実質では前年同月水準を維持したためだ。国内受注台数は2%増えたと

電子部品受注が3四半期ぶりに増加

独電気電子工業会(ZVEI)は8月27日、電子部品メーカーの2013年第2四半期の受注高が前期比で6.1%増加したと発表した。増加は3四半期ぶり。前年同期比では約10%の伸びを記録した。 \ 第2四半期は営業日数が少なか

独機械業界受注3カ月連続減に、7月-3%

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が8月29日発表した独業界の2013年7月の新規受注高は前年同月を実質3%下回り、3カ月連続で落ち込んだ。国外受注が9%縮小して足を強く引っ張った格好。国内はプラス10%となり、4カ月ぶりに

独自転車小売業界、12年売上5%増に

ドイツ二輪車販売業者連盟(VDZ)が8月27日発表した業界動向によると、加盟企業の2012年の自転車(電動アシスト自転車含む)販売台数は390万台で、前年をやや下回った。一方、売上高は単価の高い電動アシスト自転車の需要拡

鉄道貨物輸送量、上期は1.1%減に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した2013年上半期の国内鉄道貨物輸送量は1億8,110万トンで、前年同期を1.1%下回った。景気の低迷が反映された格好。全体の3分の2を占める国内輸送が2.4%減少したほか、国外向け輸送

シンジェンタなどが欧州委提訴、ネオニコ系農薬禁止で

化学大手のシンジェンタ(スイス)と独バイエルは8月27日、欧州委員会が両社のネオニコチノイド系農薬の使用禁止を決めたことを不当として、欧州司法裁判所に提訴したことを明らかにした。欧州委はミツバチの大量失踪を防ぐため同措置

再可エネ電力負担額、14年も高まる見通し

再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担額が一段と高くなりそうだ。週刊誌『シュピーゲル』によると、EEG負担額は現行の1キロワット時当たり5.277セントから来年は6.2~6.5セントに上がる見通し。年

ドイツ鉄道、スマホ向けアプリ機能を充実

ドイツ鉄道(DB)は8月27日、乗り換え案内・運行情報などを検索できるスマートフォン用アプリ「DBナビゲーター」アップデート版の提供を開始した。切符購入用にこれまで提供してきた別のアプリ(DBチケット)を統合。また、割引

チョコメーカーがカカオ不足を懸念

チョコレート世界最大手のバリーカレボーが、原料のカカオ不足が今後深刻化することを懸念している。ユルゲン・シュタイネマン社長の発言として独『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 \ 同社長によると、「今後5~10年

派遣会社でも「社会的選別」は必要

経営上の理由で整理解雇を実施する際は「社会的選別(Sozialauswahl)」というルールが適用される。これは社会的に弱い立場の被用者の雇用を優先するというもので、解雇保護法(KSchG)1条3項にはその具体的基準とし

整理解雇の回避努力義務で最高裁判決

雇用主は経営上の理由で被用者に整理解雇を言い渡す前に、被用者が所属する事業拠点ないし、他の事業拠点で引き続き雇用できないかどうかを検討しなければならない。これは解雇保護法(KSchG)1条2項に記されたルールである。では

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