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2012/3/9

一般・技術・その他 (旧)

アウディ、ル・マン24時間レース向けのハイブリッド車を発表

この記事の要約

独高級車メーカーのアウディは2月29日ミュンヘンで、ル・マン24時間レースに投入する新モデル「R18 Eトロン・クワトロ」を公開した。独業界誌『ATZ』(電子版)によると、同モデルは前輪を電気モーターで、後輪をターボディ […]

独高級車メーカーのアウディは2月29日ミュンヘンで、ル・マン24時間レースに投入する新モデル「R18 Eトロン・クワトロ」を公開した。独業界誌『ATZ』(電子版)によると、同モデルは前輪を電気モーターで、後輪をターボディーゼル(TDIモーター)で駆動するハイブリッド車で、エレクトロモビリティーと組み合わせた次世代の全輪駆動車の開発を視野に入れたモデルという。

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同モデルは前輪のブレーキエネルギーをフライホイールエネルギー貯蔵システムに蓄電し、時速120km以上での加速エネルギーとして使う。ブレーキエネルギー回生システムは前輪でのみ作動する。後輪はV型6気筒TDIエンジン(出力375kW以上)で駆動する。

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『ATZ』誌によると、アウディはこれまでも「クワトロ」「TFSI」「TDI」といったエンジン技術をモータースポーツに投入し、量産モデルの開発に活用してきた。「Eトロン・クワトロ」でも同様に新技術の量産車への投入を視野に入れている。

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