独高級車メーカーBMW傘下の小型車ブランドMINIは、3月に発表したコンセプトモデル「ロケットマン」の量産化についての決定を先送りするもようだ。これまでの最小型車(ミニ・ワン)より販売価格を抑える必要がある一方、生産コストはほとんど変わらず、採算性に疑問が残るためだ。独業界紙『アウトモビールボッヘ』が消息筋の情報として報じた。
\また、同社の主力工場であるオックスフォード工場が目下、フル稼働の状態にあり、生産規模をこれ以上増やせないこともネックになっているという。
\親会社のBMWは、2000年からこれまでにMINIの英国工場に15億ポンドを投資して設備の近代化と生産能力の拡大を行ってきたが、さらに5億ポンドを投資して新モデル投入に向けた生産体制の強化を進めている。
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