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2011/6/24

一般・技術・その他 (旧)

アシストシステム、社用車で重要性「高まっている」67%=Arval

この記事の要約

仏金融大手BNPパリバの子会社でフリートリース欧州最大手のArvalが社用車管理担当者を対象に実施したアンケート調査で、運転アシストシステムの重要性が「高まっている」との回答が全体の67%に達した。アシストシステム導入の […]

仏金融大手BNPパリバの子会社でフリートリース欧州最大手のArvalが社用車管理担当者を対象に実施したアンケート調査で、運転アシストシステムの重要性が「高まっている」との回答が全体の67%に達した。アシストシステム導入の理由では「事故防止・安全運転のため」が53%で最も多く、「(事故などによる)被害の軽減」(35%)、「運転の快適性向上」(41%)なども多かった。

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Arvalは5月に開催されたフリートフォーラムで、参加した社用車管理担当者48人を対象にスピードアンケート調査を実施。ドライブアシストシステム導入の有無や今後の導入予定などを質問した。

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ドライブアシストシステムを社用車に導入しているかを質問したところ、90%が「導入している」と回答。ただ、導入している内容をみると、横滑り防止システム(ESP)、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)、ナビゲーションシステムなど、モデルによってはすでに標準装備となっているシステムが含まれており、「ドライブアシストシステム」がかなり広い意味で使われていることが分かる。

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アシストシステムを導入している車両では、ミドルクラスやアッパーミドルクラスのモデルで多かった一方、小型車やミニバン、小型輸送車では普及率が低かった。

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今後3年以内に導入を計画しているアシストシステムでは「ブレーキアシスト」(20%)、「交通標識認識システム」(18%)、「車間距離自動調整システム」(14%)、「アダプティブ・ヘッドライト」(10%)などの関心が高かった。

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