欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/1/26

西欧

BBVA、中信銀行の株式4.9%売却

この記事の要約

スペイン2位銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は23日、中国の大手銀行である中信銀行の株式4.9%をスイスのUBSに131億3,600万香港ドル(約14億6,000万ユーロ)で売却することで合意 […]

スペイン2位銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は23日、中国の大手銀行である中信銀行の株式4.9%をスイスのUBSに131億3,600万香港ドル(約14億6,000万ユーロ)で売却することで合意したと発表した。資本増強と中国への依存を減らすのが目的で、売却益は約4億ユーロに上る。3月末までの取引完了を見込む。

BBVAは2006年に中信銀行に出資した。しかし、中国の成長鈍化を受けて出資を引き揚げており、13年に株式5.1%を売却。昨年12月には中信銀行と共同出資する金融持ち株会社CITICインターナショナル・フィナンシャル・ホールディングス(CIFH=中信国金)の株式29.7%を81億6,000万香港ドルで中信銀行に売却すると発表していた。

今回の株式売却によって、中核的自己資本比率は0.2ポイント引き上げられる見通し。中信銀行への出資比率は4.7%に縮小する。

UBSは取得した株式を中国の不動産開発会社、新湖中宝に転売することになっている。