中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2010/1/27

ハンガリー

デンソー、ハンガリーで500人増員

この記事の要約

ハンガリーの日刊紙『Napi Gazdasag』は19日、ブダペスト南西のセーケシュフェヘールヴァール(Szekesfehervar)に工場を構えるデンソー・ハンガリーが、従業員を500人増員する計画だと伝えた。昨年末に […]

ハンガリーの日刊紙『Napi Gazdasag』は19日、ブダペスト南西のセーケシュフェヘールヴァール(Szekesfehervar)に工場を構えるデンソー・ハンガリーが、従業員を500人増員する計画だと伝えた。昨年末に大量の受注が入ったためで、工場では従来の3シフト制に戻し、増産に対応しているという。

\

同社では経済危機による受注減少を受け、2008年12月からシフトを縮小。さらに09年1月には稼働日を週4日に減らし、同年夏には従業員の約2割に当たる800人を削減した。

\

だが、同社のLatos人事担当役員は「今期通期の損失額は、当初見込んだほど大きくならない」と述べており、業績は好転したようだ。同社の従業員は3,600人。セーケシュフェヘールヴァール工場では、コモンレールシステムや電子スロットル、排ガス循環システムなどを生産している。

\

\

ドイツ自動車部品2社が研究センター設立へ

\

\

同紙はまた、ハンガリー投資貿易促進公社(ITDH)の話として、ドイツの自動車部品大手2社が国内に研究開発センターの設立を準備していると報じた。このうち1社は、ブダペストで新工場の建設を進めているブレーキシステム大手のクノール・ブレムゼだが、もう1社は明らかにされていない。2社合わせて投資額は120億フォリント、計260人の雇用が創出されるという。(1HUF=0.46JPY)

\