2010/2/3

ロシア

国営穀物商社、15年までに世界シェア9%目指す

この記事の要約

ロシア国営穀物商社ユナイテッド・グレイン(OZK)は1月28日に発表した経営戦略で、2015年までに世界の穀物市場で9%のシェア獲得を目指すことを明らかにした。\ OZKは昨年3月、大統領令により食料市場規制局が設立した […]

ロシア国営穀物商社ユナイテッド・グレイン(OZK)は1月28日に発表した経営戦略で、2015年までに世界の穀物市場で9%のシェア獲得を目指すことを明らかにした。

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OZKは昨年3月、大統領令により食料市場規制局が設立した。農家から小麦などの穀物を買い取り、国内市場で売却して価格を統制するほか、穀物輸出の管理も手がける。政府は同社に穀物の貯蔵庫やターミナル31カ所の株式を譲渡し、12月までに経営戦略を策定するよう指示していた。

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今回発表された経営戦略には、15年までにターミナルの増設で輸出能力を現行の350万トンから1,600万トンに引き上げることや、貯蔵能力を180万トンから840万トンに拡大、製粉工場及び濃厚飼料工場の設備更新などが盛り込まれている。投資総額は992億ルーブル(33億米ドル)に上る見通しで、開発対外経済銀行(VEB)、ズベルバンク、ロシア農業銀行から資金を借り入れる予定だ。

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