2011/5/4

ハンガリー

最大手銀行OTP、英RBSのルーマニア子会社の買収を計画

この記事の要約

ハンガリー最大手銀行のOTPが英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のルーマニア子会社の買収を計画しているもようだ。2日付のルーマニア日刊紙『ジアルル・フィナンチアル』が市場関係者の情報として報じた。\ 同紙 […]

ハンガリー最大手銀行のOTPが英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のルーマニア子会社の買収を計画しているもようだ。2日付のルーマニア日刊紙『ジアルル・フィナンチアル』が市場関係者の情報として報じた。

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同紙によると、両行はすでに交渉を開始しているが、資産査定(デューデリジェンス)の段階にはまだ至っていない。OTPは約2週間後に最初の買収額を提示する見通しという。

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OTPは昨年、すでに進出したものの事業規模の小さい市場で投資の機会を検討していると発表。具体例としてスロバキアやセルビア、ルーマニアを挙げていた。また、Sundor Csanyi会長兼最高経営責任者(CEO)は今年4月末の年次総会で、ルーマニアでの買収について交渉していることを明らかにした。

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OTPは2004年にルーマニア市場に進出。同国子会社は国内14位または15位だが、同行より規模の大きいRBSの子会社を統合すれば、10位または11位に浮上する。

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OTPの2010年末の資産総額は4,245億フォリント。同社が3月末に発表した10年連結決算によると、ルーマニア子会社は64億フォリントの赤字だった。(1HUF=0.45JPY)

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