2011/5/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ウェスチングハウス、ブルガリアでの原発事業に意欲的

この記事の要約

東芝傘下の米原子力発電システム大手ウェスチングハウスが、ブルガリア市場への進出に意欲を見せている。ブルガリア政府は、同国北西部のコズロドゥイ原子力発電所の6基の原子炉について、欧州連合(EU)に加盟するため閉鎖した4基の […]

東芝傘下の米原子力発電システム大手ウェスチングハウスが、ブルガリア市場への進出に意欲を見せている。ブルガリア政府は、同国北西部のコズロドゥイ原子力発電所の6基の原子炉について、欧州連合(EU)に加盟するため閉鎖した4基の廃炉と残りの2基の稼働期間延長を計画しているほか、7基目となる新炉の建設も検討している。ウェスチングハウスはこれらの計画が具体化すれば入札に参加する方針だ。

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国営ソフィア通信によると、ウェスチングハウス南欧事業副責任者のグティエレス氏は4月26日、トライコフ経済相とソフィアで会談し、原発の安全性にかかわるあらゆる問題に配慮したとされる次世代原子炉「AP1000」を紹介。停止した1~4号基の廃炉事業にも技術貢献できるとアピールした。5、6号基の刷新工事の受注も狙っているもようだ

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グティエレス氏は原発プロジェクトへの具体的な言及を避けたうえで、ウェスチングハウスが現在、欧州事業の管理体制の開発・設計を目的として、欧州事務所の開設に注力していると説明した。

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