2011/5/4

ロシア

ルクオイルが東南アジアに進出、ベトナム海底油田の権益買収

この記事の要約

ロシアの石油大手ルクオイルは4月29日、カナダのクワッドエナジー(カルガリー)から南シナ海のハノイトラフ02鉱区における権益50%を買収すると発表した。東南アジアにおける資源探索は同社として初めてで、かねてから進めている […]

ロシアの石油大手ルクオイルは4月29日、カナダのクワッドエナジー(カルガリー)から南シナ海のハノイトラフ02鉱区における権益50%を買収すると発表した。東南アジアにおける資源探索は同社として初めてで、かねてから進めている事業の国際化がさらに前進する。契約の成立にはベトナム政府とベトナム石油ガス公社(ペトロベトナム)の承認が必要となる。

\

取引の対象となるのは、クワッドエナジーが持つハノイトラフ02鉱区の生産分与契約の権益50%。残る50%はクワッドエナジーが継続保有する。ルクオイルが事業主体(オペレーター)となり、年内にも3カ所で試掘井を掘削する計画だ。

\

ハノイトラフ02鉱区は2007年以来、探索が進められており、推定埋蔵量は1億8,000万石油換算トン(13億バレル)に上るという。

\