2011/5/11

ロシア

永暉焦煤、ロシア炭田の権益取得で合意

この記事の要約

石炭輸入を手がける中国資本の永暉焦煤(ウィンズウェー・コーキング・コール)は3日、ロシアの天然ガス商社イテラから東シベリアにある炭田の権益を取得することで合意したと発表した。取引が成立すれば、中国企業が初めてロシアで炭田 […]

石炭輸入を手がける中国資本の永暉焦煤(ウィンズウェー・コーキング・コール)は3日、ロシアの天然ガス商社イテラから東シベリアにある炭田の権益を取得することで合意したと発表した。取引が成立すれば、中国企業が初めてロシアで炭田の権益を取得することになる。

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永暉焦煤が取得するのは、ザバイカル地方のApsatskoye炭田の権益60%で、取引金額は9,000万米ドル。同炭田の埋蔵量は6億7,500万トンと推定されている。取引成立にはロシア当局の承認が必要となるが、投資会社ウラルシブ・ファイナンシャルのアナリスト、スモーリン氏は、原油や天然ガス、非鉄金属などと異なり石炭は戦略資源ではないため、永暉焦煤による権益取得は承認する可能性が高いとの見方を示している。

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ロシアのエネルギー省は昨年9月、中国が60億ドルを投じてロシアからの石炭輸入を16年までに2,000万トンに拡大する計画であると明らかにしている。

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