2011/12/14

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア政府、国内電力の保有株を市場放出

この記事の要約

ブルガリア政府がオーストリアの電力会社EVNのブルガリア子会社の保有株式を新規株式公開(IPO)により売却する。金融監督局がこのほど発表したところによると、同社の発行済み株式の33%にあたる政府保有株は、EVNブルガリア […]

ブルガリア政府がオーストリアの電力会社EVNのブルガリア子会社の保有株式を新規株式公開(IPO)により売却する。金融監督局がこのほど発表したところによると、同社の発行済み株式の33%にあたる政府保有株は、EVNブルガリアの配電子会社のElectrosnabdiavaneとElectrolazpredelenieに分割される。1株当たり額面10レフでそれぞれ188万2,000レフ、156万4,000レフの公開規模で、年末にIPOを実施する計画という。

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ブルガリアの株式市場では、投資優良株が不足していることから取引が低調で流動性が低下しており、市場関係者から政府保有株を上場して欲しいという要望が高まっていた。ブルガリア政府は2004年、国営電力3社の民営化を行い、各社の株式シェア67%を独エーオン、墺EVN、チェコCEZに売却した。EVNは南東部の営業エリアを確保している。

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なお、エーオンは2日、ブルガリア子会社の株式67%をチェコ同業エネルゴ-プロ(Energo-pro)に売却したと発表した。南米やロシアなど成長市場に軸足を移す世界戦略の一環で、売却額は1億3,300万ユーロだった。

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