2011/12/14

チェコ・スロバキア

スロバキア経済成長率、Q3は3%

この記事の要約

スロバキア統計局の発表によると、2011年7-9月期の国内総生産(GDP)は実質ベースで前年同期に比べて3%拡大した。前期比では0.8%の増加だった。名目ベースでは前年同期比で4.6%の成長となった。\ 外需がけん引し、 […]

スロバキア統計局の発表によると、2011年7-9月期の国内総生産(GDP)は実質ベースで前年同期に比べて3%拡大した。前期比では0.8%の増加だった。名目ベースでは前年同期比で4.6%の成長となった。

\

外需がけん引し、輸出高が6.8%伸びた。一方で輸入高は1.8%減少した。内需も振るわず、4.4%縮小した。

\

\

■実質賃金が低下

\

\

7-9月期の名目賃金は769ユーロで前年同期比2.5%上昇した。しかし、物価上昇率がこれを上回り、実質ベースでは1.4%の低下となった。

\

業界別では、情報通信産業が1,548ユーロで最も高く、これに金融・保険業界(1,423ユーロ)が続いた。情報通信産業は前年同期比の伸び率でも14.3%と最大を記録した。

\

一方で、宿泊・ケータリングサービス業の平均賃金は542ユーロにとどまっている。

\

地域別では、8県すべてで賃金が上昇。最も上げ幅が大きかったのはトルナバ県の5.5%だった。賃金が最も高かったのはブラチスラバ県で976ユーロ。唯一、全国平均を上回った。

\

\

■失業率改善

\

7-9月期の失業者数は35万7,800人で前年同期を2万5,500人下回った。失業率は1ポイント減の13.1%に改善した。しかし、前期比では増減なしだった。

\

季節調整済みの失業者数は36万700人で前期から800人増加した。このうち、失業期間が1年以上の人は22万2,300人と全体の62.1%を占めた。1年未満の人は13万5,500人に減少した。

\

地域別ではコシツェ県を除く7件で失業率が低下したが、その幅が特に大きかったのはトレンチーン県(3.8ポイント減)とニトラ県(2.3ポイント減)だった。コシツェ県は2ポイント増加し、19.9%と国内最高値を記録した。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |