2011/12/21

CIS諸国

カザフ、伊ENIなどから油田権益取得

この記事の要約

カザフスタン政府は、イタリア炭化水素公社(ENI)や英BGグループなどが権益を持つカザフ北西部のカラチャガナク油田について、権益の10%を取得することで最終合意した。ミンバエフ石油ガス相が14日、明らかにした。\ カラチ […]

カザフスタン政府は、イタリア炭化水素公社(ENI)や英BGグループなどが権益を持つカザフ北西部のカラチャガナク油田について、権益の10%を取得することで最終合意した。ミンバエフ石油ガス相が14日、明らかにした。

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カラチャガナク油田は推定埋蔵量が12億トンとカザフ2位の規模を持ち、天然ガス埋蔵量も1兆3,500億立方メートルに上る。同油田の開発を手がける国際企業連合カラチャガナク・ペトロリアム・オペレーティング(KPO)には、ENIとBGのほか、米シェブロン、ロシア石油大手ルクオイルが参画している。ミンバエフ石油ガス相によると、KPOは、カザフの国営資源企業カズムナイガスに権益の5%を譲渡するほか、5%を10億米ドルで売却することで合意した。これにより、ENIとBGの持分は各32.5%から29.25%に、シェブロンは20%から18%に、ルクオイルは15%から13.5%にそれぞれ減少する。

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カザフスタンでは2008年に日本も権益を持つカスピ海北部のカシャガン油田について、カズムナイガスが権益を強化するなど、資源ナショナリズムの機運が高まっている。

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