2012/1/4

ロシア

ルノー・日産、アフトワズの経営権取得へ

この記事の要約

仏自動車大手ルノーと日産自動車は、ロシア同業アフトワズの経営権取得で3月にも合意する見通しが強まった。アフトワズのコマロフ最高経営責任者(CEO)が12月27日、電子メールによる声明で明らかにした。\ コマロフCEOによ […]

仏自動車大手ルノーと日産自動車は、ロシア同業アフトワズの経営権取得で3月にも合意する見通しが強まった。アフトワズのコマロフ最高経営責任者(CEO)が12月27日、電子メールによる声明で明らかにした。

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コマロフCEOによると「株主間の主要な問題はすでに解決済み」であり、「3月には交渉が完了する可能性がある」という。ルノー・日産連合はアフトワズの過半数株式取得を目指し、アフトワズの株主であるトロイカ・ディアローグとロステクノロジーから株式25%を追加取得する交渉を進めている。アフトワズに25%を出資するルノーは、アフトワズの主力ブランド「ラーダ」の生産ラインやサプライヤーを共有して、コスト削減を図る考えと見られる。

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ロシア最大の自動車メーカーであるアフトワズは2010年に121万台を生産、国内自動車生産の45%を占めた。主力ブランドのラーダは国内自動車市場で23.6%のシェアを誇る。ルノーは15年までにルノー・日産アライアンス、アフトワズの3社合計で160万台を販売し、シェアを40%に高める計画を掲げている。

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