ポーランドの銅生産大手KGHMポルスカミエズは21日、中国国有の資源大手、中国五鉱集団公司と銅カソードの供給契約を締結したと発表した。KGHMは2012年から16年まで年間10万トンの銅カソードを供給する。これにより、KGHMには35億米ドルの収入が見込まれる。KGHMのWirth最高経営責任者（CEO）は契約の調印を受け、「今回の長期契約は、KGHMがサプライヤーとして高い評価を受けていることを証明するものだ」とコメントした。
\同CEOはまた、ポーランドの経済専門チャンネルTVN CNBCのインタビュー番組で、中国五鉱集団と共同で買収を検討していることを明らかにし、買収対象としては「（ポーランドと中国を除く）第三のマーケットになるだろう」と語った。
\ポーランドでは2012年から採鉱税が引き上げられるため、KGHMはコスト増の回避を狙って国外事業の拡大を積極的に推進している。2011年12月にはカナダ同業のクアドラFXNマイニングをおよそ28億ドルで買収すると発表した。
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