2012/1/4

ロシア

ロスネフチ、1~9月の石油生産で世界首位

この記事の要約

ロシアの国営石油会社ロスネフチが2011年1~9月の石油生産量で米エクソンモービルを抜いて世界首位となった。12月22日付けの現地紙『ベドモスチ』が伝えた。\ 11年1~9月の石油生産量はロスネフチが8,860万トン(日 […]

ロシアの国営石油会社ロスネフチが2011年1~9月の石油生産量で米エクソンモービルを抜いて世界首位となった。12月22日付けの現地紙『ベドモスチ』が伝えた。

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11年1~9月の石油生産量はロスネフチが8,860万トン(日量237万バレル)、エクソンモービルが8,700万トン(日量233万バレル)だった。ただ、市場調査会社Investcafeのアナリスト、ビルグ氏は、「エクソンモービルは石油在庫やガスコンデンセートの生産ではロスネフチを上回っている」と指摘する。業界関係者の間では、エクソンモービルの生産量が減少しているのは、中東の民衆運動「アラブの春」による混乱が影響しているとの見方が有力だ。11年1~9月の同社の中東・北アフリカでの生産量は1億4,200万バレルと、前年同期から3,000万バレル減少した。

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ロスネフチのギラエフ副社長は先ごろ、20年まで年間1億6,000万~1億8,000万トンを生産する計画を明らかにしている。一方、ライバルのエクソンモービルは向こう4、5年間に新規油田の開発に巨費を投じる方針を示しており、ビルグ氏は「ロスネフチが今後もトップの座を守れるかどうかは微妙だ」としている。

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