2012/1/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリアの12月景況感、前月並み

この記事の要約

ブルガリア統計局(NSI)が12月28日発表した2011年12月の企業景況感は前月とほぼ同じ水準となった。業界別では製造業とサービス業がやや改善した反面、建設業で悪化した。経済の先行き不透明感が重荷となっているもようだ。 […]

ブルガリア統計局(NSI)が12月28日発表した2011年12月の企業景況感は前月とほぼ同じ水準となった。業界別では製造業とサービス業がやや改善した反面、建設業で悪化した。経済の先行き不透明感が重荷となっているもようだ。ブルガリアの景況感は2009年に大きく下降し、以後、緩やかに上昇を続けている。

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製造業景況感は前月比で2.1ポイント改善した。今後6カ月間の見通しが楽観的になったことが理由だ。一方で、生産、完成品在庫、今後3カ月の生産及び雇用見通しは悪化した。生産を抑制する主な要因としては、経済の先行き不透明感と内需の低迷があがっている。

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建設業の景況感は前月比で5ポイント低下。経営環境、現在の業況、受注残、雇用見通しのいずれも悪化した。今後3カ月の見通しも良好ではない。ブレーキ要因としては、経済の先行き不透明感に加え、財務の厳しさがあがっている。

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小売業の景況感は前月並み、サービス業は2.8ポイント改善した。

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