チェコ中央銀行は30日、対外債務残高が2011年9月末時点で1兆8,630億コルナになったと発表した。対外総債務は7―9月期に810億コルナ増大。1-9月で1,310億コロナ膨らんだ。これにより、対外債務が国内総生産(GDP)に占める比率は48.8%に拡大した。
\対外債務の48.4%を非金融部門が占め、金融部門と公的部門はそれぞれ26.6%、25%だった。すべての部門で増えたが、特に金融部門が国外投資家による資金流入などを背景に大幅に膨らんだ。公的部門は、交通インフラ整備で欧州投資銀行から大型融資を受け、債務が増大した。
\中銀は同日、11月の国内債務残高も発表した。これによると、同債務は前月比53億コルナ増え、1兆1,080億コルナに達した。企業部門の債務残高は69億コルナ増え、9,625億コロナとなった。(1CZK=3.89JPY)
\