英金融大手のHSBCとマークイットが2日発表した12月のチェコ製造業購買担当者景気指数（PMI）は49.2となり、前月の48.6からやや改善したものの、景気の分岐点となる50を下回った。今後の見通しを示す構成指数が悪化しており、経済の減速は避けられないもようだ。企業の収益性も低下が予想される。
\新規受注が2カ月連続で縮小したほか、雇用も悪化した。特に新規受注は2009年7月以来で落ち込み幅が最も大きくなり、今後の業況を懸念させる結果となった。欧州債務危機の影響で、主要取引地域である欧州からの新規受注が減っている。
\投入価格が緩やかに上昇する一方、市場競争を反映して製品価格は下がっており、企業の収益性は悪化している。
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