2012/1/4

チェコ・スロバキア

チェコの景況感が悪化

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が27日発表した2011年12月の景況感指数は前月比1.9ポイント低下となった。欧州債務危機の影響により企業、消費者ともに景況感が悪化した。前年同月比では12.5ポイントの悪化。ただ、金融危機による […]

チェコ統計局(CSU)が27日発表した2011年12月の景況感指数は前月比1.9ポイント低下となった。欧州債務危機の影響により企業、消費者ともに景況感が悪化した。前年同月比では12.5ポイントの悪化。ただ、金融危機による打撃が大きかった08年12月と09年12月の値は上回った。

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企業の景況感指数は前月比2.2ポイントの低下。すべての業種でマイナスとなった。製造業は現況判断が前月から横ばいだったが、外需の見通しでは悲観的な見方が多い。建設業も需要の一層の減退を予想する見方が大勢を占めた。流通業は在庫品増加を背景に景況感が悪化した。サービス業では、今後3カ月の予想が11月より楽観的となった一方で、今後6カ月の見通しは現在よりも悪化した。

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消費者信頼感指数は12月に前月から0.8ポイント低下。前年同月を20.5ポイント下回った。今後12カ月の見通しでは、景気減速が生活に与える影響を不安視する声が多かった。

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