2013/2/6

チェコ・スロバキア

チェコ保険市場、12年も頭打ち

この記事の要約

チェコの保険市場で頭打ちが続いている。チェコ保険禦連盟(CAP)が1月29日発表した国内保険業界動向によると、12年通期の保険料収入総額は1,155億コルナで、前年を0.1%下回った。生命保険が1.9%増の474億コルナ […]

チェコの保険市場で頭打ちが続いている。チェコ保険禦連盟(CAP)が1月29日発表した国内保険業界動向によると、12年通期の保険料収入総額は1,155億コルナで、前年を0.1%下回った。生命保険が1.9%増の474億コルナと好調だった一方、損害賠償など非生命保険が1.4%減の681億コルナに落ち込み相殺された格好。電子新聞『Prague Daily Monitor』が1月30日付で報じた。

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生保の人気が高まったのは、万が一のリスクを回避する手段として契約する人が増えたため。ただ、契約件数ベースでは前年に比べ10万件減と、2年連続で前年を下回った。

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非生命保険ではとくに自動車保険が苦戦。保険料収入は3.7%減と、前年(7%減)に比べ減少幅は縮小したものの、依然としてマイナス成長が続いている。

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産業向け保険は、12年初めには3%以上の成長と好調なスタートを切ったものの、徐々に成長が鈍化し、通期では1.1%の成長にとどまった。

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企業別の保険料収入はCeska Pojistovnaが299億コルナでトップ。市場シェアは25.9%だった。2位はKooperativa(220億コルナ、シェア19.1%)、3位はアリアンツ(96億コルナ、シェア8.3%)だった。

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なお、CAPには業界の98%が加盟している(1CZK=4.94JPY)

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