2013/2/6

チェコ・スロバキア

スロバキア景況感、8カ月連続で悪化

この記事の要約

スロバキア統計局が1月30日発表した同月の景況感指数(ESI、2010年=100)は前月を0.9ポイント下回る88.7となり、2009年12月以来の低水準となった。同指数の悪化は8カ月連続。サービス、流通業の不振が足を引 […]

スロバキア統計局が1月30日発表した同月の景況感指数(ESI、2010年=100)は前月を0.9ポイント下回る88.7となり、2009年12月以来の低水準となった。同指数の悪化は8カ月連続。サービス、流通業の不振が足を引っ張った。

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サービス業の景況感指数11.3から4.7へと大きく後退した。指数の構成要素である現状判断、今後の見通し、在庫のすべてで悪化した。流通業でも現状判断の落ち込みと商品在庫の過剰感が響き5.7から5.3に低下した。

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一方、鉱工業では前月のマイナス10.3からマイナス9.3に上昇。今後3カ月間の生産見通しの改善や製品在庫の減少がプラスに働いた。

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建設業は、3ポイント増のマイナス54だった。需要と雇用の増加を予想する企業が増えている。消費者でも経済全般や雇用の見通し、家計の見通しが改善し、マイナス38.9からマイナス37.1に上昇した。

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