リトアニア国鉄は10日、エストニアの首都タリンとポーランドの首都ワルシャワを結ぶ国際鉄道路線プロジェクト「レール・バルティカ」の国内区間の工事を発注した。国際列車の走行を可能にするため、軌道幅を欧州基準の1435mmに切り替える。発注総額は4億6,000万リタスで、軌道工事期間は18カ月。
\南西部のマリヤーンポレとカズルー・ルーダを結ぶ24kmの区間の軌道刷新工事の発注先は現地建設大手のバネベツィオ・ケリアイで、発注額は1億6,670万リタス。マリヤーンポレ駅の改築と、同駅とポーランド国境に接するシェシュトカイを結ぶ33kmの区間の軌道刷新工事は、交通インフラ建設で国内最大手のカウノ・ティルタイが主導する企業グループに発注した。発注額は駅工事が7,500万リタス、軌道工事が2億1,700万リタス。
\『レール・バルティカ』は欧州連合(EU)が汎欧州運輸ネットワーク(TEN-T)計画を通して推進するプロジェクトで、鉄道貨物輸送の促進により道路交通の安全性向上や排出量削減への期待が大きい。
\(1LTL=37.02JPY)
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